営業ヒアリングのコツ12選|質問例と流れ、フレームワークを徹底解説
- 2023/10/08
- 2026/07/07
「商談は盛り上がるのに、なぜか受注に繋がらない」や「ヒアリングしているつもりが、毎回浅い情報しか取れない」など、多くの営業担当者が抱えるこの悩みの正体は、製品知識でもプレゼン力でもなく「営業ヒアリング」の質にあります。
受注できるかどうかは、その半分以上が初回商談のヒアリングで決まると言われるほど重要です。
本記事では、営業ヒアリングの基本の流れ6ステップ、明日から使えるコツ12選、SPIN・BANTなどフレームワーク比較、商談フェーズ別の質問例、鍛え方までを、現場ですぐ再現できる形で徹底解説します。
読了後には、自分のヒアリングを言語化して磨き、再現性高く成約率を高める「地図」が手に入りますので、ぜひ参考にしてください。
著者:Interviewz編集部(運営:LEARNERZ株式会社)
ヒアリングDXツール「Interviewz」を累計5,000社以上へ提供。リード数268%向上・ヒアリングコスト90%削減・サポートコスト半減の実績をもとに、営業ヒアリングの設計・分析ノウハウを発信しています。本記事は、BtoB営業支援の現場知見と主要フレームワークの一次情報をもとに編集しています。
営業ヒアリングとは?成果を左右する理由を解説

営業ヒアリングとは、顧客との対話を通じて課題・ニーズ・状況・予算・意思決定プロセスを正確に把握し、提案の土台をつくるプロセスです。単に質問を並べる行為ではなく、「聞く力(傾聴)」「質問力」「対話力」を統合した複合スキルであり、商品知識や提案力よりも前段にある“営業の土台”と言えます。
営業ヒアリングの意味と目的
営業ヒアリングの目的は、大きく2つに整理できます。1つ目は「顧客が本当に解決したい課題を特定し、刺さる提案の材料を得ること」。2つ目は「自社が本当に貢献できる相手かを見極めること」です。自社サービスで解決できない課題であれば、双方の時間を守るために丁寧にお断りする判断も必要になります。つまり営業ヒアリングは、受注確度を上げる行為であると同時に、案件の優先順位を正しく付けるための見極めの工程でもあるのです。この2つの目的を意識するだけで、質問の一つひとつに意図が宿り、会話の深さが変わります。
受注率の50〜60%はヒアリングで決まる
「受注できるかどうかの50%以上はヒアリングの質で決まる」と言われるほど、この工程のインパクトは大きいものです。特にBtoB営業では、初回ヒアリングの深さが後工程の案件化率・受注率を大きく左右します。ヒアリングが浅く本音に届かなければ、その時点で商談は事実上打ち止めになり、価格競争や失注に流れてしまいます。逆に、顧客自身も言語化できていなかった潜在課題まで引き出せれば、価格ではなく「価値」で選ばれる営業へと進化できます。ヒアリングは商談の入口でありながら、成否を分ける最大の分岐点なのです。
ヒアリング力が高い営業・低い営業の違い
成果を出す営業と出ない営業の差は、才能ではなく「行動の型」の差です。両者の違いを可視化すると、自分が取り組むべきポイントが見えてきます。
| 観点 | ヒアリング力が高い営業 | ヒアリング力が低い営業(NG) |
|---|---|---|
| 話す/聞くの比率 | 商談の6〜7割を相手に話してもらう | 自社説明・自慢話が中心(尋問型) |
| 事前準備 | 業界・企業をリサーチし仮説を立てる | 準備が浅く、その場で質問が浮かばない |
| 質問設計 | オープン→クローズドを意図的に使い分け | 抽象的な質問で相手を困らせる |
| 反応 | 表情・声色の変化を読み、深掘りする | 相づちが乏しく、資料に目線が落ちる |
| 商談後 | 要約・ネクストアクションを共有し記録 | 何を聞けたか整理しない |
これらはすべて習慣の問題であり、自覚さえあれば短期間で改善できます。「営業=話す仕事」ではなく「営業=聞く仕事」であることが、行動レベルでも数字でも裏付けられています。
営業ヒアリングの基本的な流れ6ステップ
営業ヒアリングは、闇雲に進めても情報は引き出せません。フェーズごとの目的を理解し、順序に沿って進めることで、限られた商談時間で必要な情報を漏れなく取得できます。ここでは初回商談を想定した基本の流れを6ステップで解説します。
STEP1:事前準備(仮説を立てる)
商談の成否は、顧客に会う前の準備で9割が決まると言っても過言ではありません。企業のIR・中期経営計画・プレスリリース・採用ページ・業界ニュース・担当者のSNSまで目を通し、「この会社は◯◯に困っているのではないか」という課題仮説を立てておきます。仮説があるからこそ検証のための質問が自然に浮かび、場当たり的な質問を防げます。準備の質がそのままヒアリングの深さに直結します。
STEP2:アイスブレイクで話しやすい空気をつくる
冒頭の数分は、相手の警戒心をほぐし「この人になら話せる」と感じてもらう大切な時間です。天気や立地だけで終わらせず、相手企業のニュースやWebサイトで見た取り組みに触れると、「ただの世間話ではない」関係性が生まれます。ただし長くなりすぎると本題の時間が削られるため、本題とのバランスを意識しましょう。
STEP3:現状・基本情報を確認する
いきなり核心を突くのではなく、会社概要や事業環境など答えやすい質問から入ります。同時に、事前リサーチの内容と実際が合致しているかを確認し、認識のズレを早期に補正します。相手が answer しやすい導入をつくることで、その後の深掘りがスムーズになります。
STEP4:課題・ニーズを深掘りする
ヒアリングの核心です。「何かお困りごとは?」といった抽象質問ではなく、「業務で最も時間がかかっている工程はどこですか?」のように具体的な仮説をぶつけて深掘りします。顧客自身が気づいていない潜在ニーズを、対話を通じて本人に言語化してもらうことが理想です。ここでSPIN話法の示唆質問・解決質問が効いてきます。
STEP5:予算・決裁者・導入時期(BANT)を確認する
商談の確度を判断するため、予算(Budget)・決裁権(Authority)・必要性(Needs)・導入時期(Timeframe)の4要素を押さえます。これらが揃わない案件はリスクが高いと判断でき、優先順位付けに役立ちます。唐突に聞くと警戒されるため、「他社事例では◯〜◯万円が中心ですが、御社の感覚に近いのは?」のように、事例や事業計画から逆算して自然に聞き出すのがコツです。
STEP6:要約・ネクストアクションを確認する
商談の最後に「ここまでのお話を整理すると、課題は◯◯と◯◯、優先度は◯◯ですね」と要約し、認識を合わせます。そのうえで「次回までに◯◯の資料をご用意します」と次の一歩を明確にすることで、商談は自然に次フェーズへ進みます。要約と宿題の設定は、案件を前に進める営業の必須動作です。
▼明日の商談からそのまま使える「型」がほしい方へ。BANT・課題深掘りの設問を初期設定済みのシートです。
営業ヒアリングのコツ12選

ここからは、営業ヒアリングの質を一段引き上げる具体的なコツを12個紹介します。どれも今日の商談から取り入れられるものばかりです。
コツ1:事前に顧客・業界情報を徹底的にリサーチする
商談前のリサーチは最低1時間が目安です。「この営業はうちのことをよく理解している」と感じてもらえれば、初回からヒアリングの深さが変わります。準備不足は「質問が浮かばない」という形で必ず現場に表れます。
コツ2:「話す」より「聞く」に徹する
どんなに受注がほしくても、自分の話ばかりでは相手は「売り込まれる」と警戒し、本音を語ってくれません。商談時間の6〜7割は相手に話してもらう意識を持ちましょう。話し上手より聞き上手であることが、結果的に最短で受注に近づきます。
コツ3:話しやすい雰囲気を意図的につくる
顧客が安心して話せる心理的安全性は、意図的に設計できます。うなずき・相づち・繰り返し・要約というアクティブリスニングの4動作を丁寧に行うだけで、「この人は聞いてくれている」という信頼が生まれます。
コツ4:話の主語を相手(顧客)にする
「御社では普段こう感じていませんか?」「◯◯様が大事にされているのはどんな点ですか?」のように、主語を相手にすると、顧客は自分ごととして真剣に話してくれます。自分が話したいことではなく、顧客が語りたいことを中心に会話を組み立てましょう。
コツ5:言葉づかい・ペースを合わせる(ペーシング)
相手の話す速度・声の大きさ・言葉選びに合わせると、親近感が生まれ、齟齬も減ります。「契約」を「受注」と呼ぶか「成約」と呼ぶかなど、相手の語彙に寄せるだけでも心理的な距離は縮まります。ペーシングは、本音を引き出すための土台づくりです。
コツ6:オープン質問とクローズド質問を使い分ける
序盤は「どのような課題がありますか?」とオープンに広げ、終盤は「予算は今期内で確定していますか?」とクローズドで事実を固めます。信頼関係が浅い段階でいきなり「なぜ?」と深掘りすると警戒されるため、最初は答えやすいクローズドから入るのも有効です。どちらかに偏ると尋問のように感じさせるため、割合のバランスも意識しましょう。
コツ7:仮説を持って臨み、検証する
「この企業は◯◯に困っているはず」という仮説を事前に立て、ヒアリングで検証する姿勢が重要です。仮説が当たっていれば一気に信頼が深まり、外れていても「本当の課題はこちらかもしれない」という気づきを相手から引き出せます。
コツ8:言葉の背景・真意まで深掘りする
日本語は文脈依存が強く、発言そのままが本音とは限りません。「時間がないので急いで」という言葉の裏に「営業を早く切り上げたい」意図があることもあります。「いまの点、もう少し詳しく伺ってもよいですか?」と背景に踏み込むことで、表面的な課題ではなく真の課題にアクセスできます。
コツ9:沈黙を恐れず「待つ」勇気を持つ
質問後に相手が考え込んだら、3〜5秒は待つのが鉄則です。沈黙を埋めようと営業が話し始めると、出かかっていた本音が引っ込んでしまいます。沈黙は「考えてくれている時間」と捉えましょう。
コツ10:要約と確認で認識合わせを徹底する
15〜20分に1回、「重要なポイントを3つに整理すると…」と要約を挟みます。相手の頭も整理され、後の意思決定がスムーズになるうえ、「この営業は理解してくれている」という信頼にもつながります。
コツ11:NGワードを言い換える
「なるほどですね」「一応」といった曖昧な相づちや、「何かお困りごとは?」という漠然とした質問は、相手を白けさせたり回答を止めたりします。「業務で時間がかかっている工程TOP3を教えていただけますか?」のように、具体的で答えやすい言葉に置き換えるだけで、得られる情報の質が大きく変わります。
コツ12:ヒアリング内容を記録し、振り返る
トップ営業ほど、商談中や直後に発言・感情の動き・小さなニュアンスまで記録し、後日振り返っています。「どの質問で心を開いてくれたか」を蓄積することが、次回の精度を高める最強のトレーニングになります。記録は個人の財産であると同時に、組織のナレッジにもなります。
▼「型」をゼロから体系的に身につけたい方は、基本フローを順を追って解説した無料ガイドが近道です。
営業ヒアリングで使えるフレームワーク【比較表付き】
ヒアリングを場当たり的にせず再現性を高めるには、フレームワークの活用が欠かせません。まずは代表的な5つを一覧で比較し、自社の営業スタイルに合うものを選びましょう。
| フレームワーク | 主な目的 | 向いている場面 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| SPIN話法 | 潜在ニーズの顕在化 | 課題解決型・提案営業全般 | 中 |
| BANT | 案件の見極め(クオリフィケーション) | 初回面談・新規商談 | 低 |
| MEDDIC | 複雑な意思決定の攻略 | エンタープライズ・大型案件 | 高 |
| 3C・5C分析 | 顧客の事業環境の理解 | 事前準備・提案設計 | 中 |
| GROWモデル | ゴールと行動意思の明確化 | コンサル型・既存深耕 | 中 |
SPIN話法(状況→問題→示唆→解決)
法人営業で最も有名なフレームワークです。Situation(状況質問)で現状を把握し、Problem(問題質問)で課題を引き出し、Implication(示唆質問)で放置リスクに気づかせ、Need-payoff(解決質問)で解決後のメリットを描かせます。「相手自身に課題と必要性を語ってもらう」構造のため、提案を押し付けにせず、納得感を生めるのが最大の強みです。
BANT(予算・決裁・必要性・導入時期)
Budget・Authority・Needs・Timeframeの4要素で、商談初期に案件の確度を判定します。BANTが揃わない案件は「今期は難しい」となりがちで、優先順位付けの精度が組織全体で上がります。聞きにくい予算や決裁者は、事例や事業計画から逆算して自然に聞き出すのがコツです。
MEDDIC(エンタープライズ営業向け)
Metrics(成果指標)・Economic Buyer(決裁者)・Decision Criteria(判断基準)・Decision Process(意思決定プロセス)・Identify Pain(課題)・Champion(社内推進者)の6要素で構成されます。ステークホルダーが多い大型案件で、受注確度の見極めと進捗管理に威力を発揮します。
3C・5C分析(顧客の事業環境を理解する)
3CはCustomer(顧客)・Company(自社=訪問先)・Competitor(競合)、5Cはそこに顧客の顧客・顧客の競合を加えたものです。訪問先企業の「その先の顧客」まで理解すると、相手の立場に立った一段深い提案ができます。事前準備と提案設計の両方で役立ちます。
GROWモデル(ゴール・現状・選択肢・意思)
もとはコーチングの手法で、Goal・Reality・Options・Willの順に進めます。「答えは相手の中にある」というスタンスで、既存顧客の深耕やコンサル型営業に適しています。相手のゴールから逆算して現状ギャップを埋める提案につなげられます。
▼SPINやBANTは「覚える」だけでは使えません。業界別のシートに落とし込んでこそ武器になります。
商談フェーズ別・営業ヒアリングの質問例

ヒアリングはフェーズごとに目的が変わります。各段階で効果的な質問例を整理しました。そのまま使える形にしているので、自社の商材に合わせてカスタマイズしてください。
アプローチ・初回接点での質問例
関係構築と全体像の把握が目的です。「御社の主力事業について改めて教えていただけますか?」「最近の業界トレンドで特に気にされているテーマは?」「本日の商談で最低限お持ち帰りいただきたい情報はありますか?」——最後の質問は商談のゴールを共有でき、時間効率を高めます。
課題ヒアリング段階の質問例
深掘りが命の段階です。「現状、業務で最も時間がかかっている工程はどこですか?」「その課題が解決されると、どんな状態になりますか?」「これまで試した解決策とその結果を教えてください」「放置した場合、3カ月後・1年後にどんな影響が出そうですか?」——SPINの示唆(I)・解決(N)に該当する質問を必ず入れましょう。
提案前の深掘り質問例
判断基準を明確にする段階です。「導入の意思決定で最も重視されるのはどの観点ですか?」「3つの観点で優先順位を付けるとどうなりますか?」「現在検討中の他社サービスはありますか?」「逆に、絶対に避けたい状態はどんなものですか?」——比較検討状況を把握すると、自社の見せ方が定まります。
クロージング前の決裁プロセス確認質問例
決裁プロセスの確認が最重要です。「最終決裁者はどなたですか?」「決裁までにどんなステップを経る必要がありますか?」「過去に類似サービスを導入された際、どれくらい期間がかかりましたか?」「最終承認に向けて、私が補足資料を用意するなら何が有効ですか?」——担当者を社内で後押しする“味方”にする質問です。
やってはいけないNG質問と改善例
| NG質問 | 問題点 | 改善例(OK質問) |
|---|---|---|
| 「何かお困りごとはありますか?」 | 抽象的すぎて回答が出ない | 「業務で時間がかかっている工程TOP3を教えていただけますか?」 |
| 「ご予算はおいくらですか?」 | 唐突で警戒される | 「他社事例では◯〜◯万円が中心ですが、御社のイメージに近いのは?」 |
| 「決裁者はどなたですか?」 | 直接的で角が立つ | 「この案件を社内で進める際、どなたとご相談が必要でしょうか?」 |
| 「いつまでに導入したいですか?」 | 漠然としすぎる | 「次の四半期での導入は現実的でしょうか、それとも来期以降でしょうか?」 |
質問の形を少し変えるだけで、回答の質は大きく変わります。
▼個人のロープレには限界があり、組織で再現性を持たせるにはツールが有効です。代表的なツールを比較した資料はこちら。
営業ヒアリングシートの必須項目【テンプレの考え方】
新人でも一定品質のヒアリングを実現するには、業界・案件タイプ別にヒアリングシートをテンプレ化しておくのが効果的です。シートは丸読みするものではなく「会話の道しるべ」として使います。以下は、主要フレームワークを踏まえた必須項目と、それぞれで押さえたい質問の観点です。
| 必須項目 | 押さえたい観点・質問例 |
|---|---|
| ①現状・基本情報 | 事業内容・組織体制・現在利用中のサービス |
| ②課題・ニーズ | 困っていること、理想とのギャップ、その背景 |
| ③ゴール | 導入で最終的に実現したい状態・成果指標 |
| ④予算(Budget) | 予算の有無・確保時期・想定価格帯 |
| ⑤決裁フロー(Authority) | 決裁者・稟議ルート・関係部署 |
| ⑥導入時期(Timeframe) | 検討スケジュール・導入希望時期 |
| ⑦意思決定の基準 | 選定基準とその優先順位(ウエイト) |
| ⑧競合・比較検討状況 | 検討中の他社サービス・比較軸 |
| ⑨自社商材への所感 | 印象・疑問点・懸念事項 |
| ⑩ネクストアクション | 次回までの宿題・次の打ち合わせ日程 |
すべてを1回の商談で埋めようと気負う必要はありません。商談フェーズに合わせて項目を絞り、「事実」と「自分の所感・仮説」を分けてメモを取ることが、質の高い提案につながるポイントです。
▼業界別のシートをコピーしてすぐ使いたい方はこちら。Web制作・採用・営業・ブランディングなど多数収録。
営業ヒアリング力を鍛えるトレーニング法
ヒアリング力は本を読むだけでは身につきません。実践と振り返りのサイクルが不可欠です。ここでは現場で効果の高い4つの方法を紹介します。
ロールプレイングを設計して回す
社内ロープレは、①営業役・顧客役の交代型(顧客視点が身につく)、②観察者付き型(第三者がチェックリストで客観評価)、③シナリオ複数型(新規・既存・難クレームなど)の3パターンを意識的に回しましょう。1日2回のロープレを3カ月続ければ、平均以上のヒアリング力は確実に身につきます。
商談録音・録画で振り返る
オンライン商談を録画し、後で見直すのが最強の練習法です。確認ポイントは、(1)自分の発話比率、(2)オープン/クローズドの使い分け、(3)沈黙を恐れていないか、(4)要約と確認を入れたか、の4点。週1本でも続けると自分の癖が見え、自己改善が回り始めます。
トップ営業に同行して型を盗む
先輩同行は「ただ見る」だけでは身につきません。序盤のアイスブレイクの話題、質問の順序、相手が話し詰まったときの対応、仮説を立てた瞬間、クロージング前の確認事項をメモし、商談後に「なぜそうしたのか」を5分でも聞けば、暗黙知が形式知に変わります。
日常生活でできる訓練
業務外でもヒアリング力は鍛えられます。友人・家族の話を最後まで遮らず聞く、相手の話を「つまり◯◯ということ?」と要約して返す、インタビュー番組で質問の構造を分析する、ニュースを読んで「自分なら何を追加質問するか」を考える——こうした習慣が、商談での反射神経を磨きます。
営業ヒアリングを効率化するツール・AI活用

組織として営業ヒアリングを底上げするには、個人スキルだけでなくツールの活用が欠かせません。属人化を脱し、再現性のある営業を実現する手段を整理します。
ヒアリングシート・営業スクリプトの活用
業界・案件タイプ別のヒアリングシートをテンプレ化しておくと、新人でも一定品質のヒアリングが可能になります。スクリプトは丸読みではなく「会話の道しるべ」として使い、状況に応じて柔軟に運用しましょう。
商談録画・文字起こしツール
ZoomやGoogle Meetの録画機能、AI文字起こしツール(Notta・CLOVA Noteなど)を活用すると、商談後の客観的な振り返りが可能になり、営業ナレッジを組織で蓄積する基盤になります。
CRM・SFAでヒアリング履歴を管理する
Salesforce・HubSpot・kintone・Mazrica SalesなどのSFA/CRMに、ヒアリング結果を構造化して記録する仕組みを作りましょう。BANTやMEDDICの項目を必須入力にすると、案件確度の見極め精度が組織全体で上がり、担当者交代時の引き継ぎロスも防げます。
生成AIを活用した壁打ち・ロープレ
ChatGPT・Claude・Geminiなどを使えば、商談前のシナリオ壁打ち、想定質問の洗い出し、ロープレの相手役などが手軽に行えます。「この業界の経営課題を3つ挙げて」「想定される反論を5つ用意して」と聞くだけでも、ヒアリングの厚みが変わります。
対話型ヒアリングツールで事前ヒアリングを自動化する
商談前に対話型ヒアリングツールでアンケートに回答してもらえば、当日のヒアリング深度が大きく上がり、最初からズレないコミュニケーションが可能になります。特にインサイドセールスや事前ヒアリングの工数削減に有効です。
▼対話型ヒアリングの全体像を3分で把握したい方へ。分岐設計・CRM連携・業種別テンプレートを紹介しています。
営業ヒアリングを仕組み化するなら「Interviewz」がおすすめ

ヒアリング力の向上は、個人の努力だけでなく組織としての仕組みづくりが鍵になります。「ヒアリングシートを整備したい」「商談前の事前ヒアリングを自動化したい」「過去案件のヒアリング履歴を組織知化したい」——そんな営業組織におすすめなのが、対話型ヒアリングツール「Interviewz(インタビューズ)」です。
Interviewzが選ばれる3つの理由
第一に、対話型UIで回答率が高いこと。スマホ完結のチャット形式で、Webフォーム比1.5倍以上の回答率を実現します。
第二に、柔軟な分岐ロジック。回答内容に応じて次の質問を出し分け、見込み顧客から事前に必要情報を取得できます。
第三に、CRM/SFA連携。Salesforce・HubSpotなど主要ツールと連携し、商談前の情報をシームレスに反映できます。
活用事例と成果データ
導入企業では、「初回商談前のヒアリング工数を1案件あたり30分削減」「BANT情報の取得率が40%→85%に向上」「初回商談から提案までのリードタイムを30%短縮」など、数値ベネフィットが明確に出ています。
営業組織が10名を超えると、ヒアリングのデジタル化による生産性インパクトは特に大きくなります。
無料テンプレート・無料トライアルのご案内
Interviewzでは、新規開拓・既存顧客・展示会フォローなどに即活用できる無料テンプレートを公開中です。
14日間のトライアル期間中はすべての機能を無料でお試しいただけます。「個人の頑張りに依存しないヒアリング体制を作りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▼まずは操作感を試したい方へ。
よくある質問(FAQ)

Q1. 営業ヒアリング力は生まれつきの才能で決まりますか?
いいえ、才能ではなく習慣と訓練で身につくスキルです。トップ営業の多くも入社当初は平均以下だったと語ります。共通しているのは、録画振り返り・ロープレ・フィードバックのサイクルを継続している点です。正しい型を学び反復すれば、誰でも上達できます。
Q2. 新人営業がまず取り組むべきトレーニングは何ですか?
(1)録画振り返りで自分の発話比率を計測する、(2)ヒアリングシートを準備して必ず使う、(3)先輩同行時のチェックリストを実施する、の3つです。「何を聞くか」はシートでパターン化できるため、まずは型を覚え、「どう聞くか」を実践で磨きましょう。3カ月続けるとベテランとの差が縮まります。
Q3. オンライン商談でヒアリング力を発揮するコツは?
(1)カメラをONにして表情を見せる、(2)相づちを意識的に大きく取る、(3)沈黙が長くなったら「いまの点、もう少し詳しく伺ってもいいですか?」と促す、(4)画面共有資料に頼りすぎない、の4点が効果的です。オンラインは非言語情報が減るため、意識的な工夫が必要です。
Q4. 既存顧客と新規顧客でヒアリングは変えるべきですか?
大きく変えるべきです。新規はBANTや課題発見が中心、既存は利用状況の確認・利用拡大の可能性探索・離反兆候の早期把握が中心になります。既存顧客には「最近、業務で変わったことはありますか?」と環境変化を聞く質問が効果的です。
Q5. ヒアリングが長くなりすぎる場合の対処法は?
(1)冒頭で所要時間とアジェンダを共有する、(2)15分ごとに進捗を共有する、(3)質問を「必須」「あれば嬉しい」で優先順位付けする、(4)取りきれない情報は次回に分割する、の4点で対処できます。一度で全てを取ろうとせず、段階設計で進めるのが鉄則です。
Q6. 顧客が本音を話してくれないときはどうすればいいですか?
多くは信頼関係が浅いことが原因です。まず「役に立ちそうな業界情報や他社事例」を一つ提供し、「情報をくれる相手」と認識してもらうと反応が変わります。加えて、答えやすいクローズド質問から入り、相手を主語にした質問で心理的ハードルを下げましょう。それでも硬い場合は、事前の対話型ヒアリングで匿名的に本音を集める方法も有効です。
あわせて読みたい関連記事
アンケート設計・作成
ヒアリング・営業活用
分析・調査レポート
情報収集・周辺ツール
まとめ
営業ヒアリングは、製品知識やプレゼン力よりも成果に直結する最重要スキルです。受注の半分以上を左右するこの工程は、①基本の流れ6ステップで型を押さえ、②12のコツで質を高め、③SPIN・BANTなどのフレームワークで再現性を持たせ、④フェーズ別の質問例で深掘りし、⑤ロープレ・録画振り返りで鍛える——このサイクルで着実に伸ばせます。
ヒアリング力は「センスではなく習慣」です。地道な振り返りとフィードバックを回せば、3カ月で目に見える変化が、1年で組織のトップ層に近づく可能性が十分にあります。
そして、個人の頑張りを組織の仕組みに変えるなら、対話型ヒアリングツール「Interviewz」の活用が有効です。次の一歩として、まずは無料テンプレートで自社のヒアリング項目を整えるか、無料デモで操作感を体験してみてください。
▼今日から始められる次のアクションはこちら。
👉 お役立ち資料一覧
Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。
• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積
▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法
• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール
Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅
Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。










