• TOP
  • ブログ
  • 新規事業開発のヒアリングシート|必須10項目と本音を引き出す質問例
 

blog
診断・ヒアリングDXブログ

新規事業開発のヒアリングシート|必須10項目と本音を引き出す質問例

SHARE

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Pocket
  • LINE

新規事業開発の成否は、「市場が本当に求めているものを掴めるか」で決まります。その鍵を握るのが、顧客や市場へのヒアリングです。

しかし、質問設計や進め方を誤ると、顧客の本当の課題を見逃し、事業の方向性ごと間違えてしまいます。

そこで本記事では、新規事業開発に効くヒアリングシートの必須10項目・本音を引き出す質問設計・実施7ステップ・検証フェーズ(CPF/PSF)との紐づけ・成功のコツ・失敗パターンまでを、BtoB企業の事業開発・マーケ・営業担当者向けに体系的に解説します。

読み終えるころには、明日からそのまま使えるヒアリングシートと、仮説検証を前に進めるための質問の型が手に入ります。

著者:Interviewz編集部(運営:LEARNERZ株式会社)

ヒアリングDX領域を専門とする編集チーム。累計1,000社以上に導入されている対話型ヒアリングツール「インタビューズ(Interviewz)」の運営で得た知見と、新規事業開発・BtoBマーケティングの現場ノウハウをもとに、ヒアリング設計・仮説検証の実践情報を発信しています。

新規事業開発におけるヒアリングとは?基礎知識

新規事業開発におけるヒアリングとは、顧客や市場の生の声を直接収集し、事業の仮説を検証・修正していく活動を指します。デスクリサーチや既存データだけでは見えない「なぜその課題が生まれるのか」「本当にお金を払ってでも解決したいのか」といった深層を掘り下げる点に本質があります。

単なる質問の投げかけではありません。誰に・何を・どの順番で聞くかを事前に設計し、聞いた内容を分析して次の意思決定につなげるまでが一連のプロセスです。

新規事業開発でヒアリングが不可欠な理由

新規事業の失敗要因として最も多いのが、「ニーズがないものを作ってしまうこと」です。作り手が「これは売れるはずだ」と思い込んだまま開発を進め、リリースしてから需要のなさに気づくケースは後を絶ちません。

ヒアリングは、この最悪のシナリオを回避するための最短ルートです。開発に本格投資する前に顧客の生の声で仮説を検証できれば、方向転換のコストを最小限に抑えられます。早い段階で顧客の課題に触れ、素早く軌道修正できるかどうかが、事業の成功率を大きく左右します。

市場調査・アンケートとの違い

市場調査やアンケートは、「どれくらいの人が・どの程度そう思っているか」という量(定量)を把握するのに向いています。一方でヒアリング(インタビュー)は、「なぜそう思うのか・どんな場面で困るのか」という質(定性)を深掘りするのに適しています。

新規事業の初期は、まだ仮説そのものが粗い段階です。そのため、まずヒアリングで課題の輪郭とニーズの深さを掴み、その後アンケートで量的に裏付けを取る、という順番が定石になります。両者は対立するものではなく、組み合わせて使うことで精度が最大化します。

新規事業開発でヒアリングを行う5つのメリット

ヒアリングを事業開発に組み込むことで、次の5つのメリットが得られます。いずれも「投資前に失敗の芽を摘む」という点で共通しています。

①リアルタイムの市場情報が手に入る:公開データにはない、今この瞬間の顧客の生の声や市場の温度感を掴めます。変化の速い市場ほど、この一次情報の価値は高まります。

②顧客との関係を構築できる:丁寧に話を聞く姿勢そのものが信頼につながり、将来の導入顧客や協力者との長期的な関係の起点になります。

③認識のズレを早期に発見できる:作り手の思い込みと顧客の実態のギャップを、開発が進む前に発見できます。手戻りのコストを大幅に減らせます。

④新たなビジネスチャンスを見つけられる:当初想定していなかったニッチで切実なニーズに出会えることがあります。競合の少ない領域を見つける糸口になります。

⑤事業リスクを低減できる:市場とのミスマッチを防ぎ、限られた投資を勝ち筋のある方向へ集中させられます。結果として、事業全体の成功確率が高まります。

▼ヒアリングとアンケートの使い分けをテンプレートで確認したい方はこちら
👉 ヒアリングシートテンプレート集

新規事業の検証プロセスとヒアリングの位置づけ(CPF/PSF/PMF)

新規事業開発のヒアリングを成功させるうえで最も重要なのが、「今どのフェーズを検証しているのか」を理解し、それに合った聞き方をすることです。フェーズを取り違えると、課題も固まっていないのに解決策の感想を聞いてしまい、意味のないデータを集めてしまいます。

新規事業の検証は一般的に、CPF→PSF→PMFという順で進みます。それぞれのフェーズで、ヒアリングで確かめるべきことは大きく異なります。

CPF(課題仮説の検証)フェーズ

CPF(Customer Problem Fit)は、「その顧客に、本当にその課題が存在するのか」を確かめる段階です。ここでのヒアリングの目的は、解決策の反応を得ることではなく、課題の深さ・頻度・切実さを見極めることにあります。

この段階では自社サービスの話は一切せず、対象者の現状・行動・不満をひたすら深掘りします。「最近その業務で困ったのは具体的にいつですか」といった過去の実体験を尋ねる質問が有効で、「困っている」という言葉ではなく、実際に時間やお金を使って解決しようとした行動の有無で課題の切実さを判断します。

PSF(解決策仮説の検証)フェーズ

PSF(Problem Solution Fit)は、「その課題に対して、自社の解決策が受け入れられそうか」を確かめる段階です。CPFで課題の存在が確認できて初めて、解決策の方向性を提示して反応を見ます。

ここでは、コンセプトやプロトタイプを見せて「使いたいか」「いくらなら払うか」を探ります。ただし人は好意で「いいですね」と言いがちなため、社交辞令を排し、実際の行動を引き出す質問が要になります。「今この場で申し込めますか」「代わりに何をやめてもいいですか」など、コミットメントを問う設計で本気度を測ります。

PMF(市場適合)へ向けた継続ヒアリング

PMF(Product Market Fit)は、プロダクトが市場に本当に受け入れられている状態を目指すフェーズです。ここではリリース後の利用者に継続的にヒアリングし、定着や解約の理由を掴みます。

この段階のヒアリングは一度きりではなく、「仮説→検証→再ヒアリング」を回し続ける運用が前提になります。対話型ツールなどで日常的に声を集める仕組みを持てるかどうかが、改善スピードの差を生みます。

▼CPF/PSFの検証を体系的に学びたい方はこちら
👉 ヒアリングシート作成ガイド(マーケティングリサーチ編)

ヒアリング手法の比較【比較表】

ひとくちにヒアリングと言っても、手法によって得られる情報・深掘りのしやすさ・工数は大きく異なります。フェーズと目的に応じて手法を選ぶことが、限られた工数で成果を出す前提になります。

手法 得られる情報 深掘り コスト・工数 向いているフェーズ
デプスインタビュー(1対1) 定性・深い洞察 初期の課題探索・仮説構築(CPF)
グループインタビュー 定性・相互作用 アイデアへの反応収集(PSF)
アンケート(定量調査) 定量・傾向 低〜中 仮説の量的検証・市場規模把握
Webフォーム/対話型ツール 定量+定性 事前スクリーニング・継続的検証(PMF)

初期はデプスインタビューで深く課題を掘り、その後アンケートや対話型ツールで量的に裏付けるのが王道の流れです。近年は、Webフォームや対話型ツールで定性と定量を同時に、かつ低工数で集める企業が増えています。

▼どの手法・ツールが自社に合うか比較したい方はこちら
👉 ヒアリングツール10選

ヒアリングシートの必須10項目【一覧表】

新規事業開発のヒアリングシートには、「課題」から「価格」まで意思決定に必要な情報を一気通貫で押さえる10項目を盛り込みます。以下の一覧表をベースに、自社の事業フェーズに合わせて取捨選択してください。

項目名 概要 ポイント
①対象者情報 氏名・企業名・役職・業界 事前にリスト化し、狙った顧客層に近い対象者を選ぶ
②ヒアリングの目的 何を検証したいか・ゴール設定 目的を明確にし、ブレないヒアリングにする
③現状の課題 顧客・市場が今抱える問題点 抽象論でなく具体的な出来事を聞き、深い課題認識を得る
④理想の状態 望ましい未来の姿 「成功の定義」を明確にし、現状とのギャップを探る
⑤既存の解決策と評価 競合サービスや現行の対処法 差別化ポイントを見つける重要な情報源になる
⑥ニーズの深掘り ユーザーが本当に求める価値 「何があれば嬉しいか」を具体的に問う
⑦利用シナリオ 実際の利用場面・導入可能性 想定ユースケースを商品設計に反映する
⑧懸念点・障害 導入時の課題やリスク 導入のハードルを事前に洗い出す
⑨価格・費用感 支払う意思のある価格帯 価格設定の重要な判断材料になる
⑩フィードバック欄 その他の意見や改善点 開発後の改善にも活かせる自由記述

特に見落とされがちなのが⑤既存の解決策と評価です。顧客が現状どうやって課題をしのいでいるか(競合製品・Excel・我慢など)を知ることで、はじめて「乗り換える理由」が設計できます。

本音を引き出す質問の設計方法

ヒアリングの質は、質問の設計でほぼ決まります。同じ相手でも、聞き方ひとつで得られる情報の深さがまったく変わります。ここでは、本音を引き出すための質問の型と、コピペで使えるテンプレートを紹介します。

質問の種類と具体例【一覧表】

質問には目的別にいくつかの型があります。オープン質問で広げ、深掘り質問で掘るという組み合わせを意識すると、対象者が自分の言葉で語りやすくなります。

質問の種類 具体例 ポイント
オープン質問 「今の業務で最も困っていることは何ですか?」 選択肢を絞らず、広い視点で語ってもらう
過去の経験を聞く質問 「直近でその課題に困ったのは具体的にいつですか?」 実体験から本当の行動と価値観を引き出す
仮説検証の質問 「〇〇の機能があれば、どんな場面で使えそうですか?」 新アイデアの受容性を確かめる
問題点を掘り下げる質問 「今のやり方で不便に感じる点はありますか?」 無自覚だった課題に気づいてもらう
比較の質問 「他社と比べて、どこが魅力的だと感じますか?」 競争優位性を見極める
感情を探る質問 「そのとき、どんな気持ちになりましたか?」 ブランドや体験の評価を把握する
沈黙を活用する質問 「…(あえて少し待つ)」 考える時間を与え、追加情報を引き出す

ジョブ理論(JTBD)で「片付けたい用事」を探る

本音を掘り下げるうえで強力なのが、ジョブ理論(Jobs To Be Done)の視点です。これは「顧客は製品が欲しいのではなく、片付けたい用事(ジョブ)を解決するために製品を雇っている」という考え方です。

ヒアリングでは、機能の要望をそのまま聞くのではなく、「その人がどんな状況で・何を成し遂げようとして・何が邪魔をしているのか」を尋ねます。「その作業をするのは、そもそも何のためですか」と一段上の目的を問うことで、表面的な要望の奥にある本質的なジョブが見えてきます。顧客の言う「欲しい機能」を鵜呑みにせず、その背後の用事を掴むことが差別化の起点になります。

コピペで使える質問文テンプレート例

実際のヒアリングでそのまま使える質問文を、フェーズ別に用意しました。課題探索(CPF)と解決策検証(PSF)で問いを切り替えるのがポイントです。

課題探索フェーズ(CPF)向け:「最近、その業務で一番時間がかかっている作業は何ですか」「その課題を解決するために、これまで何か試したことはありますか」「もし解決できなかったら、どんな困りごとが起きますか」

解決策検証フェーズ(PSF)向け:「このコンセプトを見て、率直にどう感じますか」「今使っている方法から乗り換えるとしたら、何が決め手になりますか」「仮に導入するなら、社内で誰の承認が必要ですか」

▼回答率と質を高める質問設計のコツを詳しく知りたい方はこちら
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】

ヒアリング実施の流れ7ステップ

ヒアリングは準備から後処理までの一連の流れを設計して初めて成果につながります。ここでは、再現性を持って質の高い情報を集めるための7ステップを解説します。

STEP1:ヒアリング対象者を設定する

最も重要なのが「誰に聞くか」を明確にすることです。新規事業のターゲットとなる顧客層を特定し、その中から代表的な数人に絞り込みます。さらに取引先や業界の専門家など、多角的な視点を持つステークホルダーも加えると、偏りの少ない情報が集まります。

STEP2:ヒアリング項目を整理する

取得したい情報を事前に洗い出します。「現状の課題」「価格への印象」「導入の障害」などのカテゴリーに分け、それぞれ具体的な質問をリスト化します。自由な意見を逃さないようオープン質問も組み込み、優先度を決めておくと、時間内で聞き漏らしを防げます。

STEP3:ヒアリングシートを作成する

整理した項目を、当日スムーズに記録できるシートに落とし込みます。基本情報欄・カテゴリー別の質問リスト・選択式の評価欄・予期せぬ重要発言を書き留めるフリーメモ欄を用意しておくと便利です。前述の必須10項目をベースにすると、抜け漏れなく構成できます。

STEP4:ヒアリングの流れを台本化する

冒頭のイントロで目的と背景を簡潔に伝え、答えやすい質問から始めて徐々に深掘りする構成にします。約束した時間を守り、最後に対象者からの率直なフィードバックをもらう流れまで設計しておきます。台本があることで、複数人で実施しても品質が揃います。

STEP5:当日ヒアリングを実施する

騒音が少なく落ち着いた環境で、相手がリラックスして話せる雰囲気を作ります。冒頭で目的を再確認して感謝を伝え、台本に沿いつつも相手の反応を見て臨機応変に深掘りします。話の腰を折らず、表情や声のトーンなど非言語的な反応もメモに残すことが重要です。

STEP6:サマリシートを作成する

記録から注目すべきポイントや新たな気づきをハイライトします。テーマや関連性でカテゴリ分けし、頻出する意見はグラフや図で可視化すると、チームで共有しやすくなります。具体的な改善提案をアクションアイテムとして洗い出し、記憶が新しいうちに素早く共有しましょう。

STEP7:新たな仮説・アイデアを模索する

サマリをもとに、新しい仮説やアイデアを検討します。既存のフレームワークに囚われず多角的に情報を再評価し、チームでブレインストーミングを行います。得られた仮説は次の検証やプロトタイピングにつなげ、事業計画やアクションプランを見直します。

▼作成から実施までの流れをテンプレートで一気に整えたい方はこちら
👉 0からでもわかるヒアリングシート作成ガイド(Web制作編)

ヒアリングを成功させる6つのコツ

同じシートを使っても、進め方次第で得られる情報の質は大きく変わります。ここでは、現場で効果が高い6つのコツを、それぞれ具体的に解説します。

コツ①:再現性のある事前準備を怠らない

異なる対象者・状況でも同じ質の情報を集められるよう、ヒアリング方法に一貫性を持たせます。台本・シート・環境設定を標準化しておくと、担当者や日程が変わっても品質のブレを抑えられます。準備の質がそのままデータの質になることを意識しましょう。

コツ②:対象者に考えさせすぎない

必要以上に考え込ませる質問や、誘導的な問いかけは避けます。「どう感じましたか」のように反射的に答えられるオープン質問を使うことで、取り繕われていない本音が出やすくなります。リラックスできる雰囲気づくりも、本音を引き出す前提条件です。

コツ③:非言語的な反応もキャッチする

言葉だけでなく、表情・声のトーン・身振りといった非言語情報にも注目します。たとえば口では「良いですね」と言っていても、声が沈んでいたり反応が薄ければ、そこに隠れた懸念があるかもしれません。言葉と態度のズレは、深掘りすべきサインです。

コツ④:「2番目に出てくる意見」に注目する

最初に出てくる答えは、当たり障りのない建前であることが少なくありません。本質的な課題は、少し掘り下げたときに2番目・3番目として出てくる意見に現れやすい傾向があります。最初の回答で満足せず、「他にはありますか」「その中で一番困るのは」と重ねて聞くことで、本音の核心に近づけます。

コツ⑤:専門家・関係者にもヒアリングする

エンドユーザーだけでなく、業界のスペシャリストや現場の関係者にも話を聞くと、視野が一気に広がります。ユーザーが気づいていない構造的な課題や、業界特有の商習慣は、専門家の視点から見えてくることが多いためです。複数の立場を掛け合わせることで、仮説の解像度が上がります。

コツ⑥:サンプルは「意見が飽和する」まで集める

何人に聞くべきかは、「新しい発見が出なくなる(飽和する)まで」が一つの目安です。初期の課題探索では5〜10人程度のデプスインタビューから始め、同じ課題やニーズが繰り返し出てくるようになったら、次のアンケートによる量的検証に進みます。人数の多さより、深さと飽和を重視しましょう。

よくあるヒアリングの失敗パターンと対策

 

ヒアリングは、やり方を誤ると「集めたのに使えないデータ」を生み、かえって意思決定を歪めます。代表的な失敗パターンと対策を押さえておきましょう。

失敗①:自分の仮説を肯定させてしまう(確証バイアス)。「このサービス、便利だと思いませんか」といった誘導的な質問は、相手に「はい」と言わせるだけで検証になりません。対策は、解決策を語る前に課題の事実だけを聞くこと。意見ではなく、過去の行動を尋ねます。

失敗②:社交辞令を本音と誤認する。「いいですね」「欲しいです」という言葉は、往々にして本気度を伴いません。対策として、「今申し込めますか」「いくらなら払いますか」など、実際のコミットメントを問う質問で本気度を測ります。

失敗③:フェーズを混同する。課題が固まっていないのに解決策の感想を聞くと、判断材料になりません。対策は、CPF(課題)とPSF(解決策)を明確に分け、今どちらを検証しているかを意識して質問を選ぶことです。

ヒアリング後のデータ活用・分析方法

ヒアリングは「集めて終わり」では意味がありません。分析して意思決定に反映するまでが本番です。ここでは、集めた声を事業に活かす5つのステップを解説します。

①定性データと定量データを分けて整理する

まず、自由記述などの定性データと、数値化できる定量データを分けて整理します。混在したまま分析すると傾向が見えにくくなるため、「声」と「数字」を別々に扱うのが基本です。整理の段階でツールやスプレッドシートに蓄積しておくと、後の分析がスムーズになります。

②共通点・傾向を抽出する

複数の対象者に共通して現れる課題やニーズを抽出します。特定の一人の強い意見に引っ張られず、繰り返し出てくるパターンにこそ重要な示唆があります。頻度の高い課題から優先的に対応方針を検討しましょう。

③ペルソナを更新する

ヒアリングで得られたリアルな情報をもとに、事前に設定していたペルソナを更新します。想定と実態のズレが見つかれば、それこそが貴重な学びです。実像に近づいたペルソナは、その後の商品設計やマーケティングの精度を高めます。

④サービスの方向性を決定する

抽出した課題とニーズをもとに、提供すべき価値の優先順位を決めます。すべての要望に応えようとせず、最も切実な課題に絞り込むことが、初期プロダクトの成功率を高めます。ここで検証すべき次の仮説も明確にしておきます。

⑤チーム内でフィードバックを共有する

分析結果は、開発・営業・マーケなど関係者全員で共有します。同じ顧客理解を土台にすることで、部門間の認識ズレを防げます。ツールで蓄積・共有すれば、属人化せずに組織の資産としてヒアリング結果を活用できます。

▼調査結果を資料にまとめる方法を知りたい方はこちら
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集

新規事業開発ヒアリングの実践事例

ここでは、新規事業開発でヒアリングがどう活きるかを、代表的なパターンで紹介します。いずれも「仮説を持ち込み、顧客の声で修正する」という共通構造を持っています。

事例①:SaaS新規開発で「作る前に」需要を検証

あるBtoB SaaSの立ち上げでは、開発着手前にターゲット業種の担当者へデプスインタビューを重ねました。当初想定した機能ニーズは弱く、むしろ別の業務の非効率に強い不満が集中していることが判明。ピボット(方向転換)により、実際に売れるプロダクトへと軌道修正できたパターンです。

事例②:既存事業の周辺で新たなニッチニーズを発見

既存顧客へのヒアリングを続ける中で、当初想定していなかったニッチだが切実なニーズが浮かび上がるケースもあります。顧客が「仕方なく我慢していた」課題を掘り当てることで、競合の少ない新規事業の芽を見つけられます。既存の接点を活かした継続ヒアリングが有効です。

事例③:対話型ツールで継続的にフィードバックを収集

リリース後のフェーズでは、Webフォームや対話型ツールを使って利用者から日常的に声を集める運用が効果的です。解約理由や定着の要因をリアルタイムに把握できれば、改善の打ち手を素早く回せます。人手をかけずに定性・定量の両方を集められる点が、継続検証との相性の良さにつながります。

新規事業開発を効率化するなら「インタビューズ」

ここまで解説してきたヒアリングの設計・実施・分析を、ノーコードで効率化できるのが対話型ヒアリングツール「インタビューズ(Interviewz)」です。累計1,000社以上に導入され、新規事業の仮説検証から顧客の声の継続収集まで幅広く活用されています。

理由①:対話型フォームで回答率が高い

チャットのように一問ずつ進む対話型UIのため、従来の長いフォームよりも離脱が起きにくく、回答率を高めやすいのが特徴です。定性の深い声と定量データを同時に集められます。

理由②:ノーコードで誰でも作成できる

専門知識がなくても、ドラッグ操作でヒアリングフォームや診断コンテンツを作成できます。思いついた仮説をすぐ形にして検証に回せるスピード感が、新規事業と相性抜群です。

理由③:回答データを自動で集計・分析できる

集まった回答は自動で集計され、傾向を可視化できます。分析にかかる工数を削減し、意思決定までの時間を短縮できます。

理由④:診断コンテンツでリードも獲得できる

ヒアリングだけでなく、診断コンテンツとしても活用でき、見込み顧客の獲得やナーチャリングに直結します。顧客理解とリード獲得を同時に実現できます。

理由⑤:CRM連携で組織の資産にできる

収集したデータを蓄積・共有し、チーム全体で顧客理解を深められます。属人化を防ぎ、ヒアリング結果を継続的な事業資産に変えられます。

▼まずは無料で実際の使い勝手を体験したい方はこちら
👉 インタビューズ 無料ヒアリングデモ

▼サービスの全体像を資料で把握したい方はこちら
👉 インタビューズ サービス概要資料

よくある質問(FAQ)

Q1. 新規事業開発のヒアリングは何人くらいに行うべきですか?

A. 初期の課題探索フェーズでは、まず5〜10人程度のデプスインタビューで深く掘り下げるのが一般的です。同じ課題やニーズが繰り返し出てくる(飽和する)まで続け、その後アンケートで数十〜数百人規模の定量検証を行うと、仮説の確からしさを高められます。

Q2. 定性調査と定量調査はどう使い分けますか?

A. 定性調査(インタビュー)は「なぜ」「どう感じるか」を深く探り、仮説を立てるのに向きます。定量調査(アンケート)は仮説を多くの対象者に問い、傾向や市場規模を数値で確かめるのに向きます。新規事業では、定性で仮説を作り→定量で検証する、の順で組み合わせるのが基本です。

Q3. ヒアリングシートに必ず入れるべき項目は?

A. 対象者情報・ヒアリングの目的・現状の課題・理想の状態・ニーズの深掘り・価格/費用感は最低限入れます。加えて、既存の解決策の評価や懸念点・障害を押さえると、差別化ポイントと導入ハードルが明確になります。

Q4. 顧客の本音(潜在ニーズ)を引き出すコツはありますか?

A. 反射的に答えられるオープン質問を使い、「なぜ」を繰り返して根拠まで掘り下げることが重要です。対象者に考えさせすぎず、リラックスできる環境を整え、表情や声のトーンなど非言語反応も観察して深掘りすると、本音が引き出せます。

Q5. CPFとPSFのヒアリングは何が違いますか?

A. CPF(課題仮説の検証)では、解決策の話をせずに課題の深さや切実さを確かめます。PSF(解決策仮説の検証)では、コンセプトやプロトタイプを見せて受容性や支払い意思を確かめます。順番はCPF→PSFで、課題の存在を確認してから解決策の検証に進むのが原則です。

Q6. ヒアリング結果はどう事業開発に活かせばよいですか?

A. 定性・定量に分けて整理し、共通する課題・ニーズを抽出してペルソナを更新し、サービスの方向性に反映します。ツールでCRMやスプレッドシートに蓄積・共有すれば、チーム全体で共通認識を持て、次の仮説検証やプロトタイピングにもスムーズにつなげられます。

Q7. ヒアリングを効率化できるツールはありますか?

A. 対話型ヒアリングツールを使うと、フォーム作成・回答収集・集計・分析を一気通貫で効率化できます。たとえば「インタビューズ」なら、ノーコードで対話型フォームを作成し、回答率の高いヒアリングと自動分析を両立できます。まずは無料デモや概要資料で使い勝手を確認するとよいでしょう。

あわせて読みたい関連記事

アンケート設計・作成

ヒアリング・営業活用

分析・調査レポート

顧客満足度・CX

回答率向上・インセンティブ

診断コンテンツ・ナーチャリング

情報収集・周辺ツール

まとめ

新規事業開発におけるヒアリングは、「作る前に、売れるかどうかを顧客の声で確かめる」ための最も確実な手段です。フェーズに合った聞き方をし、本音を引き出す質問を設計できれば、事業の失敗リスクを大きく下げられます。

本記事の要点は次のとおりです。

  • 検証フェーズ(CPF→PSF→PMF)を意識し、聞くべきことを切り替える
  • 必須10項目をベースにヒアリングシートを設計する
  • オープン質問とジョブ理論で本音・潜在ニーズを引き出す
  • 7ステップで再現性のある実施フローを整える
  • 集めた声は分析・共有し、次の仮説検証につなげる

まずはヒアリングシートのテンプレートを手に入れて、自社の仮説を検証する一歩を踏み出しましょう。設計から回答収集・分析までを効率化したい場合は、対話型ヒアリングツールの活用が近道です。

▼今日から使えるテンプレートを入手する
👉 ヒアリングシートテンプレート集

▼サービス概要を資料で確認する
👉 インタビューズ サービス概要資料

▼無料トライアルを申し込む(クレジットカード登録不要)
👉 14日間無料トライアル申し込み

▼導入前に相談したい方はこちら
👉 インタビューズ お問い合わせフォーム

Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積

Interviewzをご利用いただいた多くのお客様で、ビジネスによけるあらゆるKPIの数値改善を可能にしています。

▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法

• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール



Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅


Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。

以下では、まずはInterviewz(インタビューズ)を使って操作性や機能を確かめたい方向けに、無料でInterviewzをデモ体験いただくことが可能です。気になる方はぜひご体験ください。

ヒアリングDX・アンケートのデジタル化のご相談は下記より日程をご調整ください。

こちらの記事もオススメです

人気記事ランキング

お役立ち資料

カテゴリー

お気軽にご相談ください!