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ヒアリング・アンケート結果をパワポで作成する方法|調査報告書の作り方とテンプレート

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目次

「ヒアリングやアンケートの集計までは終わったけれど、いざパワポに落とそうとするとスライドが散らかってしまう」「上司に提出した調査資料を『で、結論は?』と差し戻された」―調査報告書の作成現場で頻繁に起きる悩みです。

本記事では、ヒアリング・アンケート結果をパワーポイントで分かりやすくまとめるための7つのステップを、調査資料の基本から、定性・定量データの可視化テクニック、無料テンプレートの活用法までまとめて解説します。読み終えるころには、誰でも「伝わる調査資料」を最短ルートで作成できるようになります。

なお、運営元のヒアリングツール「インタビューズ」は、累計1,000社以上にご利用いただいている対話型のヒアリング・アンケート設計プラットフォームです。本記事の最後では、調査設計からパワポ作成までの工数を大幅に削減する具体的な活用法もあわせてご紹介します。

著者:Interviewz編集部(運営:LEARNERZ株式会社)

ヒアリング/診断コンテンツのDX領域で200本以上の記事を制作・監修。ノーコードヒアリングツール「Interviewz」の運営で得た現場知見をもとに、BtoBの営業・マーケ・人事の実務に役立つ情報を発信しています。

そもそも調査資料(調査報告書)とは?パワポで作る理由

調査資料は単にデータをまとめた書類ではなく、「意思決定を後押しするための情報整理物」です。まずは調査資料の役割と、なぜ多くのビジネス現場でパワーポイント(以下、パワポ)が選ばれているのかを整理します。

調査資料・調査報告書の定義と種類

調査資料(調査報告書)とは、ある目的のもとに集めたデータを分析し、結論と示唆を加えて第三者に伝えるためのドキュメントを指します。ビジネスシーンで頻出する調査は、大きく次の4タイプに分かれます。

調査タイプ

主な目的

主なデータ形式

市場調査

市場規模・競合・トレンドの把握

定量+二次データ

顧客満足度(CS)調査

サービス改善・LTV向上

定量+自由回答

従業員満足度(ES)調査

組織改善・離職防止

定量+ヒアリング

商品・サービス開発調査

コンセプト検証・改善仮説

定性+定量

いずれの調査でも、報告書の最終ゴールは「読み手の意思決定や行動を変えること」にあります。データの羅列ではなく、結論と示唆まで届ける構成が求められます。

パワポ(PowerPoint)で調査資料を作るメリット・デメリット

調査資料の作成ツールとしてパワポが選ばれる理由は、視覚表現と編集自由度のバランスにあります。主なメリット・デメリットは下表のとおりです。

観点

パワポのメリット

パワポのデメリット

視覚表現

図形・グラフ・アイコンを自由に配置可能

長文ドキュメントには不向き

編集性

テンプレ・マスタで一括変更が容易

フォーマットが崩れやすい

互換性

報告会・社外提出での標準形式

macOSとの細部互換に注意

学習コスト

利用者層が広く属人化しにくい

デザインの自由度ゆえに統一に技術が必要

AI活用

Copilot等で自動構成・要約が可能

データ更新の自動化はExcelに劣る

報告会で投影する・経営層に提出する・社外配布するといった「ビジュアル重視のシーン」ではパワポが最適解になります。一方で、毎月数値が変動するレポートはExcelやBIツールのほうが向いています。

ヒアリング結果とアンケート結果の違い・使い分け

調査資料に含まれるデータは、ヒアリング(定性データ)とアンケート(定量データ)に大別できます。両者の特徴を理解し、目的に合わせて使い分けることが、説得力ある資料への第一歩です。

観点

ヒアリング(定性)

アンケート(定量)

データ形式

言葉・発言・行動

数値・選択肢

強み

背景・理由・感情を深掘りできる

全体傾向・比較が可能

弱み

サンプル数が少なく一般化に注意

「なぜ」が見えにくい

向いている場面

仮説構築・課題発見

仮説検証・優先順位付け

実務では、「ヒアリングで仮説を作り、アンケートで検証する」もしくは「アンケートで全体傾向をつかみ、ヒアリングで原因を深掘りする」といった併用設計がもっとも効果的です。

Word・Excel・Googleスライドとの比較|パワポが選ばれる理由

調査資料の作成にはパワポ以外の選択肢もあります。代表的な4ツールを比較すると、次のように整理できます。

ツール

編集性

グラフ表現

共有性

プレゼン適性

推奨シーン

PowerPoint

報告会・経営報告

Word

長文レポート

Excel

データ集計・分析

Googleスライド

社内共同編集

社内で同時編集が必要な場合はGoogleスライド、数値中心の継続レポートはExcel、見せる調査資料はパワポ―という棲み分けが現実的です。

パワポで調査資料を作成する全体の流れ【7ステップ】

パワポで調査資料を作る作業は、いきなりスライドを開かないことが成功のコツです。ここでは、誰でも再現できる7つのステップに分けて解説します。

STEP1:調査目的とゴールを明確にする

まずは「誰に・何を・どう動かしたいか」を1行で言語化しましょう。たとえば「経営層に、解約理由トップ3を提示し、改善予算300万円の承認を得る」のように、伝達ゴールを具体的に決めます。

目的が曖昧だと、データ選定もスライド構成もブレてしまいます。報告書のゴールは大きく次の3類型に分けられます。

  • 意思決定型(承認・予算獲得を狙う)
  • 合意形成型(関係者の方向性を揃える)
  • 共有・周知型(現状を理解してもらう)

どの型を狙うかで、強調すべき情報や結論の置き方が変わります。

STEP2:データを集計・整理する

目的が決まったら、データを資料化できる状態に整理します。定量データは集計の正確性、定性データは整理の網羅性が肝です。

定量データはExcelのピボットテーブルで集計し、属性別のクロス集計まで一気に終わらせるのが効率的です。定性データは発言を切片化し、後述するコーディング手法で分類しておきます。

このタイミングで、外れ値・サンプルサイズ・回答期間といったメタ情報も控えておきましょう。スライドのフッターや巻末で必ず明記します。

STEP3:伝えたいストーリーを設計する

データを並べただけのスライドは読み手の負担になります。資料は「ストーリー」で語ることで初めて記憶に残ります。代表的な構成パターンは以下のとおりです。

  • PREP法:結論→理由→具体例→結論(短時間プレゼン向き)
  • SCQA法:状況→複雑化→疑問→回答(コンサル流の論理構成)
  • ピラミッド構造:結論を頂点に、根拠を階層化(MECE)

「結論ファースト」型は経営層向け、「気付き積み上げ」型は現場改善向けに有効です。スライドを開く前に、紙やホワイトボードで全体のストーリーをラフ書きしておくと作業が一気に進みます。

STEP4:スライド構成(目次)を作る

ストーリーが固まったら、スライド構成を箇条書きで設計します。標準的な調査報告書の構成は次のとおりです。

  1. 表紙(タイトル・調査主体・日付)
  2. エグゼクティブサマリー(結論3行)
  3. 調査概要(目的・対象・期間・手法・サンプル数)
  4. 主要な調査結果(定量・定性)
  5. 考察・インサイト
  6. 提言・ネクストアクション
  7. Appendix(設問票・集計詳細)

報告会15分=12〜15枚、30分=20〜25枚が目安です。「1スライド1メッセージ」を徹底すると、後の修正コストが圧倒的に下がります。

STEP5:グラフ・図解でデータを可視化する

データの可視化は調査資料の中核です。データ種別ごとに、相性の良いグラフを選びましょう。

データの目的

推奨グラフ

比較したい

縦棒・横棒グラフ

構成比を見せたい

円グラフ・100%積み上げ棒

推移を示したい

折れ線グラフ

相関を確認したい

散布図

ランキングしたい

横棒グラフ

パワポの標準グラフを使う場合は、目盛り間隔・凡例位置・データラベルの3点を必ず調整します。デフォルトのままだと情報量が多すぎて読み手の視線が散漫になりがちです。

STEP6:デザインと体裁を整える

デザインに自信がない場合でも、次の3原則を守るだけで品質が一段上がります。

  • スライドマスターでフォント・配色を一括統一する
  • 余白・整列・近接・反復の4原則を徹底する
  • パワポ標準の「デザイナー」機能でレイアウト案を生成する

色は3色以内(メイン・サブ・アクセント)、フォントは2種類以内に絞ると、視認性が大きく改善します。

STEP7:レビューと修正で完成度を高める

提出前に必ず第三者レビューを入れます。チェックリストの例は以下のとおりです。

  • タイトルに結論が書かれているか
  • グラフのn数・単位が明記されているか
  • 色・フォント・余白が統一されているか
  • 出典・調査期間が明記されているか
  • 提言が具体的(誰が・いつまでに・何を)か
  • 誤字脱字・数値の整合性に問題がないか

PDF化する場合は、フォント埋め込みと画像圧縮の確認も忘れずに行いましょう。

7ステップを順に踏めば、誰でも調査資料を完成させられます。さらに調査設計そのものを体系的に強化したい方には、マーケティングリサーチ視点での作成ガイドが参考になります。

アンケート結果をパワポにまとめる具体的な方法

ここからは、アンケート結果(定量データ)をパワポに落とし込む手順を、Excel連携の実装レベルまで掘り下げて解説します。

アンケート結果の集計方法(単純集計・クロス集計)

アンケート集計の基本は「単純集計」と「クロス集計」です。

単純集計は1つの設問だけの回答分布を見る方法で、「どの選択肢が多かったか」を全体傾向としてつかむのに向いています。クロス集計は2つ以上の設問を掛け合わせ、属性別の違いを浮き彫りにします。たとえば「年代×満足度」で集計すれば、年代によって満足度の傾向が異なるかを把握できます。

自由回答(FA)については、頻出キーワードを抽出するテキストマイニングの簡易版として、Excelの「区切り位置」「COUNTIF」「ピボットテーブル」を組み合わせる方法でも十分に分析できます。

Excelからパワポへのデータ連携手順

Excelで作ったグラフをパワポへ持ち込む方法は3つあり、それぞれ特徴が異なります。

連携方法

特徴

推奨シーン

リンク貼り付け

Excel側を更新するとパワポも自動反映

数値更新が頻繁な定例レポート

埋め込み貼り付け

パワポ内でデータ編集が可能、ファイルが重くなる

単発の調査報告書

画像として貼り付け

レイアウト崩れがない、編集不可

配布版・印刷物

リンク貼り付けは便利ですが、リンク切れに弱いため、最終納品物では画像化したほうが安全な場合もあります。状況に応じて使い分けましょう。

アンケート結果に適したグラフの種類と選び方

設問形式別に、推奨グラフは次のように対応します。

設問形式

推奨グラフ

単一回答(SA)

円グラフ・横棒グラフ

複数回答(MA)

横棒グラフ

段階評価(5段階等)

100%積み上げ横棒・棒+平均値

数値回答(年齢・購入額)

ヒストグラム・箱ひげ図

経年比較

折れ線グラフ

3D円グラフ・装飾過多のグラフは正確な比較が難しくなるため、ビジネス調査資料では避けるのが鉄則です。

定量データを「伝わるスライド」にする5つのコツ

数字を並べるだけでは「で、結局何が言いたいの?」と聞かれてしまいます。次の5点を意識すると、スライドの伝達力が一気に上がります。

  1. 1スライド1グラフに絞る
  2. スライドタイトルに結論を書く(例:「20代女性の満足度が前年比15pt低下」)
  3. 主役データだけを濃い色で強調し、残りはグレーアウトする
  4. n数・単位・調査期間を必ず明記する
  5. 比較対象(前年/業界平均/競合)を併記する

特に「タイトルに結論を書く」は、最も即効性のある改善ポイントです。タイトルを読むだけで内容が把握できるスライドが理想形です。

アンケート結果まとめスライドの実例

たとえば顧客満足度調査の場合、表紙→サマリー(NPSスコアと前年比)→属性別満足度→改善要望ランキング→自由回答抜粋→提言、という流れにすると、報告会で15分以内に結論まで届けられます。次節で扱うヒアリング結果と組み合わせると、説得力はさらに高まります。

アンケート結果をパワポでうまく見せるには、そもそも回答自体が十分に集まることが大前提です。回答率を高める6つのコツを資料にまとめていますので、調査設計と並行してご活用ください。

ヒアリング結果をパワポにまとめる具体的な方法

ヒアリング(インタビュー)結果は、定量データには現れない「行動の理由」「感情」「文脈」を補足する、強力な情報源です。一方で、データ量が膨大かつ非構造であるため、まとめ方には独自のコツが要ります。

ヒアリング音声の文字起こしと整理手順

ヒアリングはまず文字起こしから始まります。手法は以下の3パターンに大別されます。

文字起こし方法

精度

コスト

所要時間

手作業

高(人件費)

音声時間の3〜5倍

AI自動文字起こし

○(90%前後)

ほぼリアルタイム

業者依頼

数日

最近はAI文字起こし(Notta、CLOVA Note、Whisperなど)の精度が向上しており、議事録レベルなら十分実用に耐えます。話者ラベル・タイムスタンプ付きで保存し、後から検索・参照できる状態にしておくのがおすすめです。

定性データの分析・コーディング手法

文字起こしされた発言を意味のある単位で整理する作業を「コーディング」と呼びます。代表的なアプローチは次の3段階です。

  1. オープンコーディング:発言を細かい単位に分け、内容を表すラベルを付ける
  2. アクシャルコーディング:似たラベルをまとめて中カテゴリ化する
  3. セレクティブコーディング:中カテゴリから上位概念(インサイト)を抽出する

ツールはExcelでも十分に運用できますが、付箋的に扱える Miro / FigJam / MAXQDA などを使うと、メンバー間での議論もスムーズに進みます。

インサイト抽出からストーリー構成への落とし込み

ヒアリングで得られたデータは、「発言→事実→解釈→示唆」の4段ピラミッドで構造化すると、納得感のあるストーリーになります。

  • 発言:「最近、サポートに連絡しても返信が遅い気がする」
  • 事実:過去3か月で初回返信時間が平均30%伸びている
  • 解釈:オペレーター増員以上に、問い合わせ件数の急増が起きている
  • 示唆:FAQ整備とチャットボット導入で自己解決率を上げる必要がある

インサイトの表現には、「○○な人は、△△だから□□したい」というJTBD(Jobs To Be Done)型のテンプレートが使いやすく、提言につなげやすいのも利点です。

ヒアリング結果の可視化テクニック

ヒアリング結果は文字情報が中心になりがちですが、次の4手法を使えば、視覚的にも伝わる資料にできます。

  • カスタマージャーニーマップ:認知から購入後までの心理・行動・接点を時系列で整理する
  • 共感マップ:ユーザーが「考える/感じる/見る/聞く/言う/行動する」を可視化する
  • ペルソナシート:代表的なユーザー像を1ページに集約する
  • 発言マップ:象徴的な発言を吹き出し化し、ユーザー像と紐づけて配置する

特に経営層・他部門に共有する場合、生の発言を吹き出し付きで引用すると、説得力が桁違いに高まります。

ヒアリング結果まとめスライドの実例

商品開発のヒアリング結果なら、表紙→ペルソナ→ジャーニーマップ→主要発言の引用→未充足ニーズ→開発提言、という流れが定番です。アンケートで導いた定量データと組み合わせて、「数字+物語」のセットで提示すると、意思決定者の納得度が大きく変わります。

ヒアリング結果をパワポにまとめるには、聞き取り段階で「何を引き出すか」が決まっています。用途別に体系化されたヒアリングシートテンプレートを準備しておけば、まとめ段階の負担が大きく軽減できます。

見やすい調査報告書をパワポで作るデザインのコツ

デザインに自信がなくても、いくつかの原則を守るだけで「プロが作った資料」レベルに近づけられます。本章では、現場ですぐに使えるデザインの基本を解説します。

一目で伝わるレイアウト設計の基本

人の視線は左上から右下に流れます(Zの法則)。スライドのタイトル・結論・補足の配置をこの動線に沿わせると、読み手は無意識に情報を追えます。

レイアウトを整える際に意識したい原則は、「整列」「近接」「反復」「対比」の4つです。要素の端を揃え、関連する要素を近づけ、デザインルールを繰り返し、強調したい部分は意図的に対比させる―これだけで、スライド全体の完成度は劇的に高まります。

データビジュアライゼーションのベストプラクティス

データを図示する目的は「比較」「構成」「分布」「関係」の4つに大別できます。目的に合ったグラフを選び、軸・凡例・色を整えるのが基本です。

軸の目盛りはゼロから始める、凡例はグラフ近くに置く、色は意味のある箇所だけに使う―この3点を守るだけで、グラフの読みやすさが体感で2倍変わります。

配色・フォントの選び方と統一ルール

スライドの色は3色以内に絞るのが鉄則です。「メインカラー60%・サブカラー30%・アクセントカラー10%」の比率(60-30-10ルール)を意識しましょう。

業界別におすすめの配色傾向は次のとおりです。

業界

推奨配色

金融・コンサル

紺・グレー・ゴールド

医療・ヘルスケア

青・白・グリーン

教育・公共

グリーン・オレンジ・ベージュ

IT・SaaS

青・ダークグレー・ライム

フォントは「游ゴシック」「メイリオ」「Noto Sans JP」のいずれかを基本に、太字と通常の2ウェイトを使い分けるのが安全です。

図解・アイコン・ピクトグラムの効果的な使い方

無料アイコン素材サイト(ICOOON MONO、FLAT ICON DESIGN、Material Iconsなど)から、線種・スタイルを統一したアイコンを選びましょう。スライド内でアイコンの線の太さや塗りの有無がバラバラだと、全体の統一感が大きく損なわれます。

「伝わらない調査資料」によくあるNG例と改善ポイント

最後に、現場でよく見かけるNG例と改善ポイントを整理します。

NGパターン

改善ポイント

文字でぎっしり埋まったスライド

1スライド1メッセージに絞り、図解で補う

装飾過多な3Dグラフ

シンプルな2D棒・折れ線に置き換える

色を5色以上使っている

メイン+サブ+アクセントの3色に絞る

フォントが複数混在

フォントは2種類以内に統一

「結論なし」のままデータ羅列

タイトルに結論を入れる

パワポ調査資料に使える無料テンプレート&事例集

ゼロからスライドを組み立てるのは大変な作業です。テンプレートを起点に編集するだけでも、作業時間は半分以下に短縮できます。

業界別・目的別テンプレートの選び方

テンプレート選びの基本軸は「業界×目的」のマトリクスです。たとえば、SaaSの顧客満足度調査ならIT系のシンプルなテンプレを、医療系のES調査なら落ち着いた色合いのテンプレを選ぶ、といった具合です。

選定の際は次の3点を確認しましょう。

  • スライドマスターが整っており、フォント・配色変更が一発で効くか
  • 図表用のスライドが十分に用意されているか
  • 日本語フォントとの相性が悪くないか

経済産業省・官公庁の優良調査報告書から学ぶ構成

経済産業省・総務省・中小企業庁などが公開している白書・調査報告書は、構成・図解とも非常に参考になります。共通する特徴は次の3点です。

  • 冒頭1枚に調査結果のサマリーを集約している
  • 1スライド1メッセージで結論をタイトル化している
  • 出典・サンプル数・調査期間を必ず明示している

「公的機関の資料は古い」という先入観を持たれがちですが、図解とロジック構成は民間レポートの平均値を上回ることが多く、社内資料の参考にして損はありません。

顧客満足度(CS)調査報告書のテンプレート例

CS調査では、NPS(Net Promoter Score)とCSAT(Customer Satisfaction Score)を冒頭で提示し、属性別の傾向→改善要望ランキング→自由回答の抜粋、という流れが王道です。スコアの前年比較や業界ベンチマークを添えると、説得力が増します。

市場調査レポートのテンプレート例

市場調査は「市場規模→競合マップ→自社ポジション→SWOT→提言」の構成が定番です。市場規模は推移グラフ、競合マップはバブルチャートや2軸ポジショニングマップで可視化すると、一目で構造が伝わります。

従業員満足度(ES)調査のテンプレート例

ES調査では、eNPSやエンゲージメントスコアを軸に、部署別・役職別のクロス集計を必ず添えます。組織課題を扱うため、個人が特定されないようにn数の閾値(例:5名未満は非開示)を設けるのが運用上のポイントです。

無料テンプレートのカスタマイズ手順

無料テンプレを自社用に調整する手順は、次の3ステップでほぼ完結します。

  1. 「表示」→「スライドマスター」を開き、フォント・配色・ロゴを差し替える
  2. 不要なレイアウトを削除し、自社用のレイアウトを2〜3種類に集約する
  3. 通常表示に戻し、サマリー用・グラフ用・引用用のレイアウトをテンプレ化する

一度社内テンプレを整えておくと、次回以降の調査報告書はテンプレを差し替えるだけで完成度の高い資料を量産できます。

▼無料テンプレートのカスタマイズ手順を理解したら、次は実際の運用事例を見ると、自社への落とし込みが一気に具体化します。ヒアリングと診断コンテンツの実例集を併せてご確認ください。

調査資料作成を効率化するおすすめツール

調査資料作成は、設計・収集・集計・可視化・共有という複数工程の積み重ねです。各工程に適したツールを組み合わせると、作業時間を大幅に短縮できます。

ヒアリング・アンケート収集ツールの選び方

収集ツールは、設問形式・集計機能・外部連携の3点で比較します。

ツール

強み

弱み

Googleフォーム

無料・簡単

デザイン自由度が低い

SurveyMonkey

集計機能が豊富

日本語UIに癖

インタビューズ

対話型ヒアリング・自動集計・パワポ出力

大規模アンケート単体特化ではない

定量アンケートだけならGoogleフォームでも十分ですが、ヒアリングと定量を組み合わせた調査設計を行うなら、対話型ヒアリングに特化したツールが効率的です。

文字起こし・AI要約ツールの活用法

ヒアリング工程の生産性を左右するのが、文字起こしと要約の自動化です。

ツール

特徴

Notta

日本語精度が高く、議事録向け

CLOVA Note

話者識別が優秀、無料枠が広い

Whisper

API利用でカスタム可能、社内システムと連携しやすい

要約はChatGPT・Claudeなどの生成AIに「インサイト3つに要約して」と指示するだけでも実用レベルに到達します。ただし、固有名詞・数値の確認は必ず人の目で行いましょう。

データ分析・可視化ツールの連携方法

集計データを高度に可視化したい場合、Looker Studio や Tableau といったBIツールでダッシュボードを作り、必要なグラフだけをスクリーンショットでパワポへ貼り付ける方法が手軽です。Excel単体でも、ピボットグラフを使えば十分実用的なビジュアルが作れます。

チーム共有・レビューを効率化するツール

調査資料はチームで作るものです。OneDrive / SharePoint / Teams を活用すれば、共同編集とコメント・レビューが一気通貫で進みます。Slackと連携すれば、レビュー依頼や承認フローを自動化することも可能です。

調査資料作成を効率化するツールは多数あります。ヒアリング・アンケート収集に特化した主要10ツールの機能・料金・特徴を比較した資料で、自社に最適な1本を見つけてください。

調査資料作成でよくある質問(FAQ)

ここでは、調査報告書の作成現場でよく聞かれる質問にQ&A形式でお答えします。

Q1. パワポの調査資料は何ページが適切?

  1. 報告会15分なら12〜15枚、30分なら20〜25枚が目安です。読み物として配布する場合は、Appendixを含めて30〜40枚程度に収まることが多いです。ページ数を増やすよりも、サマリー1枚で結論が完結する状態を作ることのほうが重要です。

Q2. アンケート結果のグラフは何種類使うべき?

  1. 1つの調査報告書内で使うグラフ種類は3〜4種類に絞るのが理想です。種類が多いと、読み手はそのつどグラフの読み方を切り替える必要があり、認知負荷が高くなります。

Q3. ヒアリング結果の引用(発言)はどう載せる?

  1. 個人が特定できない範囲で原文を残しつつ、属性(年齢層・職種など)とセットで吹き出し表示するのが基本です。発言の前後文脈で意味が変わる場合は、要約せず原文に近い形で引用しましょう。

Q4. パワポをPDF化・Web共有する際の注意点は?

  1. フォント埋め込み(「ファイル」→「オプション」→「保存」)を有効にし、画像の圧縮設定を確認します。社外配布の場合は、PDF出力時にパスワード保護をかけるかどうかも要検討です。

ヒアリング・アンケートから資料作成までを効率化するなら「インタビューズ」

調査資料作成の本当のボトルネックは、パワポでの清書作業ではなく、その前段の「ヒアリング設計」と「データ整理」にあります。インタビューズは、この上流工程を抜本的に効率化する対話型ヒアリングツールです。

インタビューズでできること

インタビューズが提供する主な機能は次のとおりです。

  • 対話型・分岐ロジック対応のヒアリングフォーム作成
  • スマホ完結のUIで回答率を最大化
  • 回答データの自動集計・グラフ化
  • 主要KPI(NPS・CSAT等)テンプレートの標準搭載
  • 結果のCSV・PowerPointエクスポート

調査設計から集計、報告書のドラフト化までを一気通貫で支援し、これまで数日かかっていた集計・グラフ化作業を最短数分まで圧縮できます。

調査資料作成までの工数を大幅に削減した活用事例

導入企業からは、「アンケート設計から報告書作成まで、従来比60%以上の工数削減につながった」「営業ヒアリングの結果を顧客ごとに自動で資料化でき、商談化率が改善した」といった声をいただいています。

特に、社内アンケート・顧客満足度調査・商品開発のヒアリングのように、定期的に発生する調査業務との相性が良く、調査担当者の負担を継続的に軽減できる点が好評です。

無料テンプレート・無料トライアルのご案内

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「ヒアリングや調査資料の作成に時間を奪われている」「もっと意思決定につながる調査をしたい」―そんな方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

関連記事一覧を下記にまとめますので、ぜひご参照ください。

まとめ

ヒアリング・アンケート結果をパワポで分かりやすくまとめるには、目的の明確化→データ整理→ストーリー設計→スライド構成→可視化→デザイン→レビューという7ステップを順に踏むことが近道です。1スライド1メッセージ・タイトルに結論を書く・色は3色以内、というシンプルな原則を守るだけで、報告書の伝達力は大きく変わります。

調査資料は「データを並べる作業」ではなく、「意思決定者の行動を変えるコミュニケーション」です。本記事の手順とテンプレートを起点に、自社の調査業務にぜひ取り入れてみてください。

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