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ノーコードで診断コンテンツを作る5ステップとツール比較8選を徹底解説

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リード獲得の打ち手を増やしたいものの、診断コンテンツの作成には開発工数がかかりそうで、外注すべきか迷っている担当者の方も多いのではないでしょうか。

ノーコードのツールを使えば、エンジニアに依頼せず自社で診断コンテンツを公開できます。

そこで今回は、ノーコードで診断コンテンツを作る5ステップと、目的別に選べるツール8選の比較を解説します。

この記事を読めば、診断の設計から公開後の分析、ナーチャリングへのつなぎ方まで一通り理解できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修・運営情報 

運営企業:ラーナーズ株式会社 Interviewz(インタビューズ)/ヒアリングDXブログ編集部

監修:Interviewz プロダクトチーム(ヒアリング・診断コンテンツ設計の支援実績をもとに監修)

専門領域:BtoB/BtoCのヒアリング設計、アンケートUX、診断コンテンツによるCVR改善

本記事は、ヒアリングDXツール「Interviewz(インタビューズ)」を開発・提供するインタビューズ編集部が執筆しています。BtoB企業のマーケティング部門と営業部門を支援してきた実務知見をもとに、診断コンテンツをノーコードで制作する手順と、成果につながる運用の要点を整理しました。

診断コンテンツとは?ノーコードで作れる仕組みを理解

診断コンテンツという言葉は広く使われていますが、実際に何を指し、どこまでをノーコードで作れるのかは意外と整理されていません。仕組みを分解して理解しておくと、ツール選びと設計の判断が一気に速くなります。まずは定義と基本構造、そして似た施策との違いを押さえていきます。

診断コンテンツとは何を指すのか

診断コンテンツとは、いくつかの設問にユーザーが回答すると、その回答内容に応じて個別の結果が自動で表示されるWebコンテンツのことです。「自社に合う勤怠管理システムはどれか」「営業組織の課題タイプはどれか」といった問いに、数問の回答だけで答えを返す形式が代表的です。

読み物としての記事と違い、ユーザーが自分の状況を入力し、自分専用の答えを受け取る双方向の体験である点が最大の特徴になります。回答の過程でユーザーの属性や課題が構造化されたデータとして残るため、マーケティング施策としての価値が高い形式です。

実務では、リード獲得を目的とした「課題診断」「タイプ診断」「適合度チェック」の3系統がBtoBでよく使われています。まずは自社が扱う商材で、顧客が購買前に必ず迷う論点を1つ書き出すところから設計を始めると、企画が具体化しやすくなります。

ノーコードとはどのような開発手法か

ノーコードとは、プログラミング言語のコードを書かずに、画面上の操作だけでアプリケーションやWebコンテンツを構築できる開発手法のことです。設問の追加や分岐条件の設定を、ドラッグ操作やフォームへの入力で完結させられます。

診断コンテンツをスクラッチで開発する場合、要件定義から実装、テストまでで数週間から数か月かかることが一般的です。ノーコードツールであれば、設問と結果パターンが決まっていれば1日から数日で公開まで到達できるケースも珍しくありません。

ただし、ノーコードは万能ではありません。凝ったアニメーションや独自の計算式を伴う診断はツールの機能範囲を超えることがあるため、企画段階で「ツールの標準機能で実現できる範囲」を先に確認しておくと、後戻りを防げます。

診断コンテンツは4つの要素で構成

診断コンテンツを作るとき、何から手を付ければよいか分からなくなる原因は、構造が分解されていないことにあります。診断は「設問」「診断ロジック」「結果画面」「リード獲得フォーム」の4要素に分けて考えると、設計と分担が明確になります。

診断ロジックとは、回答内容から結果を導き出す判定ルールのことです。分岐型、スコアリング型、パターン合成型の3つが代表的で、たとえば5問すべてに配点を設定して合計点で3タイプに振り分ける形式がスコアリング型にあたります。

この4要素のうち、成果を左右するのは結果画面とフォームの設計です。設問づくりに時間をかけすぎて結果画面が薄くなる進め方はよく起きるため、着手時点で結果画面の文章量を先に決めておくことをおすすめします。

構成要素 役割 設計時の主な検討事項
設問 ユーザーの状況を聞き取る 設問数、選択肢の粒度、入力形式
診断ロジック 回答から結果を判定する 分岐型・スコアリング型・パターン合成型の選択
結果画面 個別の答えと次の行動を提示する 結果パターン数、解説の分量、レコメンド
リード獲得フォーム 連絡先を取得する 表示タイミング、入力項目数、同意文言

アンケートやWebフォームとは目的が異なる

診断コンテンツとアンケートは、どちらも設問に答えてもらう形式であるため混同されがちです。両者の決定的な違いは、回答の見返りがユーザー側にあるかどうかにあります。

アンケートは企業側が情報を集めることが主目的で、ユーザーにとっては協力する行為になります。一方の診断コンテンツは、ユーザーが自分の答えを得るために回答するため、企業側は情報提供の対価としてデータを受け取る構造です。この違いが、離脱率と回答の質にそのまま表れます。

実務では、既存のダウンロード資料フォームを診断形式に置き換えるだけで、入力完了までの体験が「作業」から「体験」に変わります。既存フォームの離脱率が高いと感じている場合は、置き換え候補として検討してみる価値があります。

BtoBで診断コンテンツがリード獲得に効く4つの理由

診断コンテンツはBtoCの拡散施策という印象を持たれがちですが、実際にはBtoBのリード獲得と商談化に強く効きます。理由を理解しておくと、社内提案の説得力が変わります。ここでは主要な4つの理由と、導入前に押さえたい注意点をまとめます。

心理的ハードルが低くフォーム離脱を防げる

資料ダウンロードのフォームで、名前と会社名とメールアドレスと電話番号を求められた瞬間に離脱した経験は誰にでもあります。診断コンテンツは、最初に選択式の設問を数問置くことで、個人情報の入力を後半に回せます。

選択肢をタップするだけの操作が続くと、ユーザーはすでに回答した分を無駄にしたくないという心理から最後まで進みやすくなります。行動経済学ではサンクコスト効果として知られる作用で、フォーム設計に応用できる考え方です。

設計上のコツは、1画面あたりの設問を1問から2問に絞り、進捗バーを表示することにあります。全5問であれば「あと3問です」と可視化するだけで、途中離脱の体感は大きく下がります。

回答データがそのままリードの属性情報になる

通常のフォームで取得できるのは、氏名や会社名といった名刺情報にとどまります。診断コンテンツでは、課題認識、検討フェーズ、社内体制、想定予算といった商談に直結する情報を、自然な流れで取得できます。

ナーチャリングとは、獲得した見込み客に情報提供を重ねて購買意欲を高めていく活動のことです。診断の回答データがあれば、ナーチャリングの初手から「この企業は導入検討の初期段階で、社内に専任担当がいない」といった前提を持って接触できます。

営業に渡す際も、診断結果を1行のサマリーとして添えるだけでヒアリングの初速が変わります。取得したい情報を先に定義し、その情報を引き出す設問だけを残す進め方が有効です。

結果画面が次のアクションへの自然な導線になる

資料ダウンロード型のリード獲得では、資料を渡した時点で接点が一度切れます。診断コンテンツは結果画面という「読ませる場所」を持つため、結果に応じて次の行動を提案できます。

課題タイプがAと判定されたユーザーには該当する事例資料を、Cと判定されたユーザーには個別相談を提示するといった出し分けが可能です。同じ診断でも、結果ごとにCTAを変えるだけで商談化率が変わるため、結果パターンとオファーの対応表を作っておくと運用しやすくなります。

結果画面の分量は、最低でも400字前後の解説を用意すると納得感が出ます。診断結果だけを1行で返す設計は満足度が低く、その後のメール開封率にも影響します。

広告やSNSと相性がよく流入を作りやすい

診断コンテンツは「無料でわかる」という訴求と相性がよく、広告クリエイティブの切り口にしやすい特性があります。ホワイトペーパーの訴求が頭打ちになっている場合の打開策として機能します。

診断は結果をシェアしたくなる動機が生まれやすく、BtoBであっても社内共有によって二次的な認知が広がります。既存のリスティング広告やディスプレイ広告の遷移先を診断に差し替えるだけで、同じ予算でも獲得単価が改善する場合があります。

運用面では、流入経路ごとにパラメータを付けて計測できる状態にしておくことが重要です。どのチャネルからの流入が完了率と商談化率で優れているかを判断できれば、予算配分の意思決定が速くなります。

導入前に押さえておきたい注意点

診断コンテンツは効果が出やすい施策ですが、作れば成果が出るわけではありません。運用を始める前に、次の点を確認しておくと失敗を避けられます。

  • 診断結果に医療・健康・法律などの判断が含まれる場合は、表現の適法性を確認する必要があります。
  • 取得した個人情報の利用目的をプライバシーポリシーに明記しておく必要があります。
  • 結果画面の内容が薄いと、ブランド毀損につながる可能性があります。
  • 公開後に改善しない前提であれば、期待した成果に届きにくくなります。

【比較表】ノーコードで診断コンテンツを作れるツール8選

診断コンテンツを作れるツールは、診断専用のものからフォーム作成ツールの応用まで幅があります。ここでは、ノーコードで診断を公開できる代表的な8つのツールを一覧で比較し、その後に個別の特徴を解説します。自社の目的と体制に照らして候補を絞る材料として活用してください。

ツール名 タイプ 診断ロジックの自由度 リード獲得・連携 料金の目安 向いている用途
Interviewz ヒアリング・診断特化 高い(分岐・スコアリング対応) フォーム一体型/外部連携に対応 14日間の無料トライアルあり/料金は要問い合わせ BtoBのリード獲得と商談前ヒアリング
ヨミトル 診断特化クラウド 高い(複数ロジックに対応) リード獲得フォーム内蔵/API連携 月額30000円程度から/制作代行は初期200000円程度から マーケティング施策としての本格的な診断
Judge 診断特化(低価格帯) 中程度(フローチャート型が中心) 簡易フォーム 月額2800円程度から 小規模なテスト運用と自社サイト設置
Typeform 対話型フォーム 中程度(ロジックジャンプ) 多数の外部サービス連携 無料プランあり/有料プランは月額数十ドル規模 デザイン性を重視した簡易診断
formrun 国産フォーム作成 低め(条件分岐は限定的) 顧客管理機能を標準搭載 無料プランあり/有料プランは月額数千円規模 問い合わせ管理と一体で運用する場合
Googleフォーム 汎用フォーム 低い(セクション分岐のみ) スプレッドシート連携 無料 社内利用や検証目的の簡易診断
QuizGenerator クイズ作成 中程度(採点型が中心) learningBOXと連携 無料で利用可能な範囲あり 知識テスト型・クイズ型の診断
LINE公式アカウント+診断Bot系ツール チャット型 中程度(シナリオ分岐) LINE友だち獲得と一体 LINE利用料に加えて拡張ツール費用が必要 BtoCおよび店舗集客との連携

※料金は2026年9月時点の公開情報をもとにした目安であり、最新の条件は各公式サイトで確認してください

Interviewzは商談につながるヒアリング設計に強みがある

診断コンテンツで獲得したリードを、そのまま営業活動に接続したい場合はどのツールを選べばよいでしょうか。Interviewz(インタビューズ)は、ヒアリングのDXを目的として設計されたノーコードツールで、診断コンテンツとヒアリングフォームの両方を作成できます。

タップ操作を中心とした回答形式と、コードを書かずに設定できる条件分岐が特徴です。公式サイトでは、コンバージョン率の向上やヒアリング工数の削減といった導入効果が公開されており、14日間の無料トライアルも用意されています。

診断で取得した回答を営業のヒアリング項目と同じ設計思想でそろえられるため、マーケティングと営業の間で情報の断絶が起きにくい点が実務上の利点です。商談前の課題把握までを一気通貫で設計したい企業に向いています。

ヨミトルは診断施策を本格的に運用したい企業向け

診断コンテンツを単発の施策ではなく、継続的なマーケティング資産として運用したい場合はどうすればよいでしょうか。ヨミトルは診断コンテンツの作成に特化したクラウドサービスで、ノーコードでの作成と自社サイトへの設置、データ管理までを一体で提供しています。

複数の診断ロジックに対応し、レーダーチャートや棒グラフなど結果表示のバリエーションが豊富です。料金はプラットフォーム利用料が月額30000円程度から、企画から制作までを任せるプランは初期費用200000円程度からとされています。

自社で企画を進める体制がある場合はセルフ運用のプラン、初回の設計に不安がある場合は制作代行のプランという選び方ができます。初回だけ代行を使い、2本目以降を内製化する進め方も現実的です。

Judgeは低コストで小さく始めたい場合に適している

まず社内で診断コンテンツの効果を検証したいとき、初期費用を抑える方法はあるでしょうか。Judgeは月額2800円程度から利用できる診断コンテンツ作成ツールで、フローチャート形式で分岐を組み立てられます。

短時間で公開まで到達できる手軽さが特徴で、企画の仮説検証に向いています。一方で、複雑なスコアリングや高度な外部連携が必要な要件では機能が不足する場面もあるため、検証後に本格運用へ移行する前提で選ぶと判断を誤りません。

社内稟議を通す前の実証実験として、まず1本作って完了率とリード獲得数を測る使い方が現実的です。数値が出てから上位ツールへ移行すれば、投資判断の材料がそろいます。

Typeformは体験のデザイン性を重視する場合に向いている

診断の見た目や回答体験にこだわりたい場合、どのような選択肢があるでしょうか。Typeformは1問ずつ表示される対話型のフォーム作成ツールで、回答内容に応じて次の設問を切り替えるロジックジャンプ機能を備えています。

洗練されたデザインテンプレートが用意されており、ブランドイメージを重視するコンテンツと相性がよいツールです。無料プランでも基本機能を試せるため、体験設計の検証から始められます。

ただし管理画面が英語基調である点と、日本語のサポート体制が限定的である点は考慮が必要です。社内に英語での操作に抵抗がないメンバーがいるかを事前に確認しておくとスムーズに進みます。

formrunはフォーム管理と一体で運用したい場合に便利

診断で獲得したリードへの対応漏れを防ぎたい場合、どのような機能が役立つでしょうか。formrunは国産のフォーム作成ツールで、回答データをカンバン形式のボードで管理し、対応状況を可視化できる機能を標準で備えています。

フォームの作成自体はノーコードで完結し、無料プランから利用を開始できます。条件分岐の自由度は診断専用ツールに比べると限定的であるため、設問が少なく結果パターンも3つ程度に収まる簡易診断であれば十分に対応できます。

すでに問い合わせフォームでformrunを利用している企業であれば、診断由来のリードも同じ画面で管理できる点が運用上の利点になります。ツールを増やさずに始めたい場合の現実的な選択肢です。

Googleフォームは検証目的の最小構成に使える

予算をかけずに診断の企画そのものを検証したい場合、どこから始めればよいでしょうか。Googleフォームは無料で利用でき、セクションごとの分岐設定によって簡易的な診断を組み立てられます。

回答結果はスプレッドシートに自動で蓄積されるため、集計と分析の初期検証には十分です。一方で、回答内容に応じて結果画面を出し分ける機能は標準では持たないため、結果は別ページへの案内やメール送信で代替する必要があります。

設問の並びと選択肢の粒度が適切かどうかを、社内メンバーや既存顧客に試してもらう用途に適しています。ここで設計を固めてから有料ツールに移す進め方であれば、無駄な作り直しを減らせます。

QuizGeneratorは知識テスト型の診断に対応

正解と不正解が存在する形式のコンテンツを作りたい場合、どのツールが適しているでしょうか。QuizGeneratorは無料で利用できるクイズ作成ツールで、選択式や記述式など複数の出題形式に対応しています。

採点結果に応じてスコアを表示する設計が得意で、業務知識の理解度チェックやセミナー後の確認テストといった用途に適しています。eラーニングシステムのlearningBOXと連携すれば、受講者ごとの学習履歴管理まで拡張できます。

マーケティング目的のタイプ診断よりも、知識レベルの可視化を通じて課題を認識してもらう設計に向いています。専門性の高い商材で、まず顧客に「自社の理解が不足している論点」を気づいてもらう場面で効果を発揮します。

LINE公式アカウント連携型は接触頻度を高めたい場合に有効

診断後の継続接触までを一体で設計したい場合、どのような選択肢があるでしょうか。LINE公式アカウントに診断機能を追加する拡張ツールを使うと、チャット形式で診断を進行し、そのまま友だち登録につなげられます。

メールと比較して開封率が高い傾向にあり、診断後のフォロー配信を届けやすい点が利点です。BtoCや店舗集客での活用が中心ですが、経営者層向けの商材や中小企業向けサービスではBtoBでも機能します。

導入時は、LINE公式アカウントの利用料に加えて拡張ツールの費用が発生します。想定する配信通数を先に見積もっておくと、月額コストの見通しを立てやすくなります。

失敗しないノーコードツールの選び方5つの基準

ツールの一覧を見ても、自社にどれが合うかを判断する軸がなければ選定は進みません。診断コンテンツのツール選定では、機能の多さよりも目的との適合が成果を分けます。ここでは実務で使える5つの判断基準を、優先度の高い順に整理します。

判断基準 確認すべき内容 注意すべき兆候
診断ロジックの自由度 分岐型とスコアリング型のどちらに対応しているか 結果パターンが4つ以上なのに分岐型しか使えない
リード獲得とMA連携 API連携またはWebhookに対応しているか CSVの手動書き出しが前提になっている
デザインと埋め込み 自社サイトへの埋め込みとブランド反映が可能か 提供元のロゴを非表示にできない
分析機能 設問別の離脱率と結果別の分布を確認できるか 完了数しか管理画面で見られない
費用と運用体制 月額費用と社内工数を合算した総コスト 安価だが原稿作成の支援がまったくない

基準1:診断ロジックの自由度が要件に合っているかを確認する

作りたい診断は、単純な分岐で表現できるでしょうか。それとも複数軸の点数計算が必要でしょうか。診断ロジックの自由度は、後から変更が効きにくい部分であるため、最初に確認すべき基準です。

分岐型は「予算が500万円以上ならAへ」といった条件で進む形式で、実装が簡単な反面、設問が増えると分岐が指数的に増えます。スコアリング型は各選択肢に配点を持たせて合計点で判定する形式で、設問を増やしても管理しやすい特徴があります。

実務では、結果パターンが4つ以上になる診断はスコアリング型を選ぶと運用が破綻しません。結果パターン数を先に決めてから、対応できるロジックを持つツールを選ぶ順序が失敗を防ぎます。

基準2:リード獲得の動線とMA連携が用意されているかを見る

診断を作ったあと、獲得したリードはどこに蓄積されるでしょうか。手作業でのCSV書き出しが前提になると、運用負荷が積み上がって施策が続きません。

MAとはマーケティングオートメーションの略で、見込み客の行動に応じたメール配信やスコアリングを自動化する仕組みのことです。診断ツールがMAやCRMとAPIまたはWebhookで連携できれば、診断回答をトリガーにした自動フォローが組めます。

選定時は、自社で使っているMAやSFAの名称を挙げて連携可否を確認してください。標準連携がない場合でも、Webhookに対応していれば連携基盤を介した接続が可能になるケースがあります。

基準3:デザインの自由度と埋め込み方法を確認する

診断コンテンツは自社サイトのどこに設置するでしょうか。設置方法によって、必要なデザイン調整の範囲が変わります。

主な設置方法は、専用ページとして独立公開する方法と、既存ページにiframeやスクリプトで埋め込む方法の2つです。埋め込み型はサイトの回遊導線を活かせる一方、レスポンシブ表示の崩れが起きやすいため、スマートフォンでの表示確認が欠かせません。

ロゴやブランドカラーの反映可否、ツール提供元のロゴ表示を消せるかどうかも、BtoBでは信頼性に影響します。無料プランでは提供元ロゴが残る仕様が多いため、本番公開前に確認しておくと安心です。

基準4:分析機能で改善サイクルを回せるかを判断する

公開後にどの設問で離脱しているかを把握できなければ、改善の打ち手は決まりません。ダッシュボードとは、複数の指標をひと目で確認できる管理画面のことで、診断ツールの多くが標準で備えています。

確認すべきは、設問ごとの離脱率、結果パターン別の分布、流入経路別の完了率の3点です。これらが管理画面で見られるかどうかで、改善のスピードが大きく変わります。

標準機能で不足する場合は、Googleアナリティクスなどの解析ツールと併用できるかを確認してください。計測タグを設置できる仕様であれば、既存の分析基盤に統合して運用できます。

基準5:費用と運用体制のバランスを見極める

月額費用の安さだけでツールを決めると、後から工数という形でコストが跳ね返ります。判断すべきは、月額費用と社内工数を合わせた総コストです。

社内に企画と原稿を書ける担当者がいる場合は、セルフ運用型のツールで月額30000円前後に収まります。企画から任せる場合は初期費用として200000円以上を見込むことになりますが、立ち上げ期間の短縮とノウハウの獲得が対価になります。

実務では、初回のみ制作支援を受け、2本目以降を内製化する進め方が費用対効果に優れます。1本目で得た設計パターンを社内資産として残すことを、契約前に合意しておくとよいでしょう。

▼診断コンテンツの企画から公開までの流れを体系的に確認したい方へ
👉 0からわかる診断コンテンツ作成ガイド

ノーコードで診断コンテンツを作る5ステップ

ここからは、実際にノーコードで診断コンテンツを公開するまでの手順を5つのステップに分けて解説します。順番を守ることで、作り直しの発生を最小限に抑えられます。各ステップの所要期間の目安も併記しますので、社内スケジュールの検討材料としてください。

ステップ 実施内容 所要期間の目安 主な担当
Step1 目的とKPIを決める 1日から3日 マーケティング責任者
Step2 診断軸と結果パターンを設計する 3日から5日 マーケティング担当・営業
Step3 設問とロジックを組み立てる 2日から5日 マーケティング担当
Step4 結果画面とCTAを作り込む 3日から7日 マーケティング担当・デザイナー
Step5 公開して計測と改善を行う 継続 マーケティング担当

Step1:目的とKPIを決める

診断コンテンツで何を達成したいのかが曖昧なまま作り始めると、設問も結果も焦点がぼやけます。最初に決めるべきは、リード獲得数を増やすのか、既存リードの質を見極めるのか、認知を広げるのかという主目的です。

KPIとは、目標達成度を測るための中間指標のことです。診断コンテンツでは、表示数、開始率、完了率、リード獲得数、商談化数の5つを基本指標として設定します。目標値の目安として、完了率は50パーセント以上、リード獲得率は完了者の30パーセント以上を初期の基準にすると評価しやすくなります。

目的が複数ある場合は、優先順位を1つに絞ってください。リード獲得数と質を同時に最大化しようとすると、設問数の判断で必ず矛盾が生じます。主目的を明文化し、関係者間で合意しておくことが後工程の判断を速めます。

Step2:診断軸と結果パターンを設計する

診断軸とは、ユーザーを分類するための評価の切り口のことです。「導入検討フェーズ」「社内体制の成熟度」「課題の種類」といった軸を2つ程度組み合わせると、実用的な分類ができます。

軸を2つ設定し、それぞれを2段階から3段階に区切ると、結果パターンは4つから9つになります。BtoBでは4パターンから6パターンが運用しやすく、これ以上増やすと結果画面の原稿量が現実的でなくなります。

設計時は、営業担当者を巻き込んでください。商談で実際に遭遇する顧客のタイプを4つ挙げてもらうだけで、机上の分類ではない実務に即した結果パターンが作れます。各パターンには「慎重派の情報収集タイプ」のように、ユーザーが自分ごと化しやすい名称を付けると納得感が高まります。

Step3:設問とロジックを組み立てる

設問は何問にすべきでしょうか。BtoBの診断では5問から8問が適切な範囲で、10問を超えると完了率が明確に下がる傾向があります。設問数は、結果を判定するために最低限必要な数まで絞り込んでください。

設問の並びには原則があります。最初の1問目は誰でも迷わず答えられる易しい設問を置き、業種や役職といった属性を聞く設問は中盤に配置します。予算や導入時期といった答えにくい設問は、離脱の影響が小さい後半に回すのが定石です。

ロジックの設定では、すべての回答の組み合わせが必ずいずれかの結果に到達するかを検証します。ノーコードツールの多くはプレビュー機能を備えているため、想定される回答パターンを一通り試し、判定漏れがないかを公開前に確認してください。

Step4:結果画面とCTAを作り込む

診断コンテンツの成否は結果画面で決まると言っても過言ではありません。結果画面が薄いと、ユーザーの満足度が下がり、その後のメール開封率まで落ち込みます。

結果画面には、タイプ名、状況の解説、他社との比較や位置づけ、次に取るべき行動の4要素を盛り込みます。分量は400字から800字程度が目安で、グラフやチャートで視覚的に位置づけを示すと納得感が高まります。

CTAとは、ユーザーに次の行動を促す導線のことです。結果パターンごとに提示するCTAを変え、検討初期のユーザーには入門資料を、比較検討段階のユーザーには個別相談を提示する設計にすると、商談化率が改善します。

  • タイプ名を明示して、ユーザーが自分の状況を一言で理解できるようにします。
  • 解説文で現状の課題と背景を言語化します。
  • グラフや指標で全体における位置づけを示します。
  • 結果に対応したCTAを1つから2つに絞って提示します。

Step5:公開して計測と改善を行う

公開はゴールではなく、改善サイクルの起点です。公開直後の1週間は、設問ごとの離脱率と完了率を毎日確認し、明らかな問題があれば即座に修正します。

改善の優先順位は、離脱率が最も高い設問から着手することです。特定の設問で離脱が集中している場合、設問文が分かりにくいか、選択肢に自分が当てはまるものがないという原因がほとんどを占めます。

改善は1回に1か所ずつ行い、変更前後の数値を比較してください。複数箇所を同時に変えると、どの変更が効いたのか判断できなくなります。月に1回は結果パターン別の商談化率まで確認し、診断ロジックそのものの妥当性を見直すと精度が上がります。

▼5ステップの具体的な進め方をテンプレートで確認したい方へ
👉 5ステップでできる診断コンテンツの作り方

回答完了率とCVRを高める設計のコツ7つ

同じ企画でも、細部の設計次第で完了率は大きく変わります。ここでは、実務で効果が確認されている7つの改善ポイントを紹介します。すでに公開している診断がある場合は、チェックリストとして順に確認してみてください。

改善ポイント 具体的な施策 期待できる効果
設問数を絞る 10問を6問に削減する 完了率の向上
進捗を可視化する 進捗バーと残り問数を表示する 途中離脱の抑制
1画面1問にする スクロールを不要にする スマートフォンでの完了率向上
入力形式を選択式にする 自由記述をタップ選択に変更する 回答時間の短縮
フォームを後半に置く 結果表示の直前に配置する リード獲得率の向上
入力項目を減らす 必須項目を3つ以内にする フォーム完了率の向上
所要時間を明示する 「約1分で完了します」と冒頭に記載する 開始率の向上

設問数は6問前後まで絞り込む

設問を減らすと取得できる情報が減るため、担当者は増やす方向に判断が傾きがちです。しかし完了されなければ情報は1つも取得できないため、削る判断が結果的に情報量を増やします。

判断基準は、その設問が結果の判定に使われているかどうかです。判定に使わず「聞いておきたい」という理由だけで残っている設問は、削除の第一候補になります。属性情報は、診断後のフォームやMAの追跡で補える場合が多くあります。

実務では、まず10問で公開して離脱データを取り、貢献度の低い設問を削って6問に再構成する進め方が有効です。データに基づいて削れば、社内の合意も得やすくなります。

入力形式は選択式が基本

自由記述の設問は、スマートフォンでの入力負荷が高く、離脱の主要因になります。診断コンテンツでは、選択式を基本として、自由記述は任意入力の1問までに抑えてください。

選択肢の数は1問あたり3つから5つが適切です。6つ以上になると読む負荷が上がり、選択に迷って離脱する確率が高まります。選択肢に「わからない」「該当なし」を用意しておくと、当てはまるものがなくて離脱する状況を防げます。

スライダーや5段階評価を使う場合は、両端のラベルを明記してください。「まったく当てはまらない」から「非常に当てはまる」までを示すだけで、回答のばらつきが減り、データの質が安定します。

リード獲得フォームの位置とタイミングを最適化する

フォームをどこに置くかは、リード獲得数と完了率のバランスを決める重要な論点です。診断の冒頭に置くと獲得率は上がりますが、完了率が大きく下がります。

推奨するのは、すべての設問に回答し終えて結果を表示する直前にフォームを置く配置です。ユーザーは結果を見たい状態にあるため、入力への動機が最も高まります。必須項目は氏名、会社名、メールアドレスの3つに絞り、電話番号は任意にすると完了率が保たれます。

結果の一部を先に見せ、詳細レポートの閲覧にフォーム入力を求める設計も有効です。この方法であれば、フォームを入力しないユーザーにも最低限の価値を返せるため、ブランド体験を損ないません。

▼回答率を高める設問設計の具体的なコツを知りたい方へ
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】

診断データを分析してナーチャリングにつなげる方法

診断コンテンツの価値は、リードを獲得した時点ではなく、そのデータを活用した時点で生まれます。ここでは、見るべき指標の設計から、スコアリングによる優先度付け、MA連携によるフォロー自動化までを解説します。分析設計を公開前に決めておくと、運用の立ち上がりが早くなります。

見るべきKPIを5つに整理します

診断コンテンツの効果測定では、どの数値を追えばよいでしょうか。ファネルの上流から順に、表示数、開始率、完了率、リード獲得率、商談化率の5つを追跡すると、ボトルネックの特定が容易になります。

各指標の初期目安として、開始率は30パーセント以上、完了率は50パーセント以上、リード獲得率は完了者の30パーセント以上を基準にすると、改善の要否を判断しやすくなります。数値が基準を下回る箇所が、最優先の改善対象になります。

商談化率は結果パターン別に分解して確認してください。特定のパターンからの商談化率が突出して高い場合、そのパターンに該当するユーザーを集めるための広告訴求に投資を寄せる判断ができます。

指標 計算式 初期の目安 下回った場合の主な対策
開始率 開始数 ÷ 表示数 30パーセント以上 導入文と所要時間の明示を見直す
完了率 完了数 ÷ 開始数 50パーセント以上 設問数の削減と入力形式の変更を行う
リード獲得率 獲得数 ÷ 完了数 30パーセント以上 フォーム項目を減らし配置を調整する
商談化率 商談数 ÷ 獲得数 5パーセント以上 結果別CTAとフォロー内容を見直す
設問別離脱率 離脱数 ÷ 該当設問の表示数 10パーセント以下 設問文と選択肢を修正する

スコアリングでリードの優先度を判定する

獲得したリードのうち、どこから営業が接触すべきでしょうか。リードクオリフィケーションとは、見込み客を条件に基づいて選別し、営業がアプローチすべき対象を絞り込む活動のことです。

診断の回答項目に点数を割り当てると、機械的な優先度判定ができます。導入時期が3か月以内であれば30点、決裁権を持つ役職であれば20点、従業員数が100名以上であれば15点というように配点し、合計点で上位から順に営業へ渡す運用が実務的です。

配点は最初から精緻に設計する必要はありません。3か月ほど運用したあとで、実際に商談化したリードの回答傾向を分析し、配点を調整していく進め方が確実です。

MA連携でフォローを自動化する

手作業でのフォローは、リード数が増えると必ず破綻します。診断ツールとMAを連携し、診断結果に応じたシナリオを自動で走らせる仕組みを作ってください。

具体的には、結果パターンAのユーザーには課題整理のチェックリストを、パターンBのユーザーには同業種の導入事例を、パターンCのユーザーには個別相談の案内を送るといった出し分けを設定します。診断で取得した情報を使うため、開封率とクリック率が一般的な一斉配信より高くなる傾向があります。

連携が技術的に難しい場合でも、CSVの定期取り込みで運用を始められます。まず手動で回してシナリオの効果を確認し、成果が出た時点で自動化に投資する順序であれば、無駄な開発を避けられます。

BtoB企業における診断コンテンツの活用シーン6選

診断コンテンツは業種を問わず活用できますが、成果につながりやすい典型的な使い方があります。ここでは、BtoB企業でよく見られる6つの活用シーンを、目的と設計の要点とあわせて紹介します。自社に近い型を見つけて応用してください。

活用シーン 主な目的 設問数の目安 結果画面で提示するCTA
SaaSの適合プラン診断 検討の前進と商談化 5問から6問 料金シミュレーションと個別相談
組織課題の診断 潜在ニーズの掘り起こし 6問から8問 課題別の解説資料
採用の相性診断 母集団形成とミスマッチ防止 8問から10問 該当ポジションの募集要項
展示会での診断 その場での名刺情報取得 3問程度 詳細レポートのメール送付
既存顧客の活用度診断 解約防止とアップセル 5問から7問 未活用機能の案内
提案前ヒアリング 商談準備の効率化 8問から10問 概算見積もりと打ち合わせ予約

SaaS商材の適合プラン診断で検討を前に進める

複数プランを持つSaaS商材では、どのプランが自社に合うかという疑問が検討の障壁になります。従業員数、利用部門、必要機能の3軸で5問程度の設問を用意し、推奨プランを提示する診断が有効です。

結果画面で推奨プランとその理由を提示し、料金シミュレーションを添えると、商談前の期待値がそろいます。営業側も「推奨プランがBだった」という前提から会話を始められるため、初回商談の質が上がります。

設計上の注意点は、最上位プランに誘導しすぎないことです。診断の信頼性が損なわれると、結果そのものが読まれなくなるため、中位プランを適切に推奨するロジックにしておくほうが長期的な成果につながります。

組織課題の診断で潜在ニーズを掘り起こす

コンサルティングや業務改善サービスでは、顧客自身が課題を言語化できていない状態が多くあります。組織の状態を問う設問を通じて課題タイプを提示する診断は、この状態に有効です。

「属人化しやすい体制」「情報共有が不足する体制」といったタイプ名を付け、放置した場合のリスクと初動の打ち手を示します。課題が言語化された時点で、顧客の中で検討の優先度が上がります。

設問は、現状の業務プロセスを問う具体的な内容にしてください。抽象的な設問では、回答者によって解釈がぶれ、結果の精度が下がります。

採用領域では候補者との相性診断が機能する

採用サイトに設置する相性診断は、母集団形成と応募者の質の両立に役立ちます。働き方の志向、重視する価値観、キャリアの方向性を問い、自社のどのポジションに適性があるかを提示する設計が一般的です。

コンピテンシーとは、成果を上げる人材に共通して見られる行動特性のことです。自社の活躍社員のコンピテンシーを診断軸に落とし込むと、応募段階でのミスマッチを減らせます。

結果画面から該当ポジションの募集要項へ直接遷移させると、応募までの導線が短くなります。応募に至らなかった候補者にも、タレントプールとして接点を残せる点が利点です。

展示会やセミナーでは会場での回収に活用する

展示会のブースで紙のアンケートを配ると、回収率と入力の手間が課題になります。タブレットで診断を実施し、その場で結果を提示する運用に切り替えると、来場者の滞在時間が伸びます。

会場では設問を3問程度に絞り、その場で結果の要約を見せ、詳細はメールで送る設計にすると、名刺情報の取得と後日フォローを同時に実現できます。会話のきっかけとしても機能するため、ブース内での商談化率が上がります。

実施後は、展示会経由の診断データを通常流入と分けて分析してください。展示会経由のリードは検討度が高い傾向にあるため、フォローの優先度を上げる判断材料になります。

既存顧客向けには活用度診断でアップセルにつなげる

既存顧客に対して、導入済みサービスの活用度を診断してもらう設計も効果的です。利用状況を問う設問に回答してもらい、活用レベルと未活用の機能を提示します。

CXとは顧客体験のことで、購入前から購入後までの一連の体験を指します。活用度診断は購入後のCXを高める施策であり、解約率の低下とアップセルの両方に寄与します。

結果画面では、上位プランへの誘導よりも先に、現在のプランで使えていない機能の案内を優先してください。顧客の成功を先に支援する姿勢が、結果的に上位プランへの移行を後押しします。

Web制作や広告代理店ではヒアリングの代替に使える

提案前のヒアリングに時間がかかる業種では、診断形式のヒアリングフォームが工数削減に直結します。目的、予算感、公開希望時期、現状の課題を事前に取得しておけば、初回打ち合わせを提案の場に変えられます。

回答内容に応じて概算見積もりのレンジを提示すると、予算が合わない案件を早期に判別できます。商談の母数ではなく、成約可能性の高い商談に時間を集中させる効果があります。

この用途では、診断というより高度なヒアリングフォームに近い設計になります。設問数は10問程度まで許容されるため、必要な情報を漏れなく取得する設計を優先してください。

▼実際の診断コンテンツとヒアリングの事例をまとめて見たい方へ
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集

よくある失敗パターンと法務・運用面の注意点

診断コンテンツは手軽に作れる反面、設計の甘さがそのまま成果の頭打ちにつながります。ここでは、実務でよく見られる失敗パターンと、公開前に確認すべき法務・運用面の論点を整理します。事前に把握しておくことで、手戻りとリスクを避けられます。

設問が多すぎて完了率が伸びない状態を避ける

最も多い失敗は、社内の要望を積み上げた結果、設問が15問以上に膨れ上がるパターンです。関係部署からの「これも聞きたい」という要望を全て取り込むと、完了率は20パーセントを下回ることもあります。

対策は、設問の採否を判定基準に基づいて機械的に決めることです。結果判定に使う設問だけを必須とし、それ以外は候補リストに退避させます。要望を出した部署には、削った設問をMAの行動データや商談時のヒアリングで補える点を説明すると合意を得やすくなります。

公開後にデータで判断する余地を残しておくと、社内調整がさらに進めやすくなります。「まず6問で公開し、1か月後に離脱データを見て追加を検討する」という進め方が現実的です。

結果が使い回しで満足度が下がる状態を防ぐ

結果パターンを3つ用意していても、解説文の中身がほとんど同じであれば、ユーザーはすぐに気づきます。この状態はブランドへの信頼を損ない、その後のメールも読まれなくなります。

各結果には、そのタイプ固有の課題と打ち手を必ず盛り込んでください。共通で使える汎用的な説明は全体の3割程度に留め、残りの7割をタイプ固有の内容にするとバランスが取れます。

作成時のチェック方法として、2つの結果画面を並べて読み比べる方法が有効です。入れ替えても違和感がない文章があれば、その部分は書き直しの対象になります

個人情報と表現の適法性を確認する

診断コンテンツで個人情報を取得する場合、利用目的を明示し、プライバシーポリシーへの導線をフォーム付近に設置する必要があります。第三者提供を行う場合は、その旨の同意取得も必要になります。

結果の表現にも注意が必要です。健康や体質に関する診断で治療効果を示唆する表現を使うと、薬機法に抵触する可能性があります。「効果があります」「改善します」といった断定的な表現は避け、傾向を示す表現に留めてください。

不確かな場合は、公開前に法務部門またはリーガルチェックのサービスに相談することをおすすめします。公開後の修正はコンテンツの信頼性にも影響するため、事前確認の工数は投資と考えるほうが安全です。

  • 個人情報の利用目的を明示しているかを確認します。
  • プライバシーポリシーへのリンクをフォーム付近に配置します。
  • 断定的な効果表現を使っていないかを点検します。
  • 他社サービス名を比較で挙げる場合の表現を確認します。
  • 取得したデータの保管期間と管理方法を定めます。

ノーコードで診断コンテンツを作るならInterviewz(インタビューズ)がおすすめ!

ここまで解説してきた設計と運用を、社内リソースだけで進めるには一定のハードルがあります。診断の作成から獲得したリードの活用までを一気通貫で扱えるツールがあれば、立ち上げの負荷は大きく下がります。ここでは、ヒアリングDXツールのInterviewz(インタビューズ)について紹介します。

  • コードを書かずに条件分岐とスコアリングを設定できます。
  • 診断コンテンツとヒアリングフォームを同じ画面から作成できます。
  • タップ操作中心の回答形式で、スマートフォンでも回答しやすくなっています。
  • 外部システムとのデータ連携もノーコードで設定できます。
  • 14日間の無料トライアルで操作感を確認できます。

ノーコードで分岐とスコアリングの両方を設定できる

診断コンテンツを社内で作る際、最初の壁になるのが分岐設定の複雑さです。Interviewzは、コードを書かずに条件分岐とスコアリングを設定できるため、マーケティング担当者だけで設計を完結できます。

タップ操作を中心とした回答形式により、スマートフォンからの回答負荷が低い点も特徴です。設問と結果パターンが固まっていれば、短期間で公開まで到達できます。

導入時には14日間の無料トライアルが用意されており、実際の操作感を確認したうえで判断できます。まず1本作ってみて、社内での運用イメージを固める使い方が現実的です。

診断とヒアリングを同じ設計思想でつなげられる

マーケティングで獲得したリード情報が、営業のヒアリング項目とかみ合わないという課題はよく起こります。Interviewzはヒアリングのために設計されたツールであるため、診断の設問と営業のヒアリング項目を同じ枠組みで揃えられます。

診断で取得した課題情報がそのまま商談前の前提情報として使えるため、初回商談での重複した質問を減らせます。結果として、商談の時間を提案の議論に充てられるようになります。

公式サイトでは、コンバージョン率の向上やヒアリング工数の削減といった導入効果が公開されています。自社の現状値と比較して、改善余地の大きさを見積もる材料になります。

データ連携もノーコードで設定できる

診断で獲得したリードを既存のMAやCRMに流し込む工程は、手作業では続きません。Interviewzはデータ連携もノーコードで設定できる仕様であるため、開発部門の工数を確保せずに運用を開始できます。

連携が整えば、診断回答をトリガーとしたメール配信や、スコアに応じた営業への通知を自動化できます。リード数が増えても運用負荷が線形に増えない体制を作れる点が、継続運用における大きな差になります。

自社で使っている周辺ツールとの連携可否は、無料トライアルの期間中に確認しておくと安心です。要件が固まっていれば、問い合わせフォームから個別に相談することもできます。

▼Interviewzの機能と導入イメージを詳しく確認したい方へ
👉 インタビューズサービス概要資料

よくある質問(FAQ)

診断コンテンツをノーコードで作成する際に、担当者からよく寄せられる質問をまとめました。導入検討の段階で判断に迷いやすい論点を中心に整理しています。社内での検討材料としてご活用ください。

  • ノーコードツールだけで成果の出る診断を作れるかどうかを確認します。
  • 制作にかかる期間と費用の相場を把握します。
  • 適切な設問数の考え方を理解します。
  • 獲得したリードのフォロー方法を整理します。
  • 既存フォームからの置き換え可否を判断します。

Q1. ノーコードツールだけで成果の出る診断は作れるのでしょうか?

A. 作れます。成果を左右するのはツールの機能よりも、診断軸の設計と結果画面の内容です。ノーコードツールの標準機能は、分岐やスコアリング、結果の出し分けまでを網羅しているため、BtoBのリード獲得で求められる要件はおおむね満たせます。凝ったアニメーションや独自の計算式が必要な場合のみ、開発を伴う制作を検討してください。

Q2. 制作にはどのくらいの期間と費用がかかるのでしょうか?

A. 自社で企画から制作まで行う場合、設問と結果パターンが固まっていれば2週間程度で公開できます。費用はツールの月額利用料が中心で、セルフ運用型であれば月額30000円前後が一つの目安です。企画から制作までを外部に依頼する場合は、初期費用として200000円以上を見込むケースが多くなります。

Q3. 設問は何問くらいが適切なのでしょうか?

A. BtoBのリード獲得を目的とする場合、5問から8問が推奨範囲です。10問を超えると完了率が明確に下がる傾向があります。設問の採否は、結果の判定に使われているかどうかで判断してください。判定に使わない設問は、診断後のフォームやMAの行動追跡で補える場合が多くあります。

Q4. 獲得したリードはどのようにフォローすればよいのでしょうか?

A. 結果パターンごとにフォロー内容を変えることが基本です。検討初期のユーザーには課題整理に役立つ資料を、比較検討段階のユーザーには事例や個別相談を提示します。診断の回答項目に配点を設定してスコアリングを行い、上位のリードから営業が接触する運用にすると、限られた工数で商談化率を高められます。

Q5. 既存のフォームを診断に置き換えても問題ないのでしょうか?

A. 既存フォームの離脱率が高い場合は、置き換えを検討する価値があります。ただし全て置き換えるのではなく、まず1つのランディングページで並行して運用し、完了率とリード獲得数を比較してください。数値で優位性を確認してから展開すれば、社内の合意も得やすくなります。

あわせて読みたい関連記事

診断コンテンツの設計や周辺施策をさらに深く理解したい場合に役立つ記事をカテゴリ別にまとめました。設問設計、リード活用、分析の各テーマから、必要なものを選んで読み進めてください。

診断コンテンツ・ナーチャリング

アンケート設計・作成

ヒアリング・営業活用

分析・調査レポート

顧客満足度・CX

回答率向上・インセンティブ

情報収集・周辺ツール

まとめ

ここまで、ノーコードで診断コンテンツを作る方法を、仕組みの理解からツール比較、5ステップの手順、分析とナーチャリングまで解説してきました。最後に要点を振り返り、次に取るべき行動を整理します。

  • 診断コンテンツは、設問・診断ロジック・結果画面・リード獲得フォームの4要素で構成されます。
  • ノーコードツールを使えば、エンジニアに依頼せず2週間程度で公開できます。
  • ツール選定では、ロジックの自由度、MA連携、デザイン、分析機能、総コストの5基準で比較します。
  • 作成は、目的とKPIの決定から公開後の改善までの5ステップで進めます。
  • 成果を左右するのは結果画面の充実度と、結果別に出し分けるCTAの設計です。

診断コンテンツは、設問、診断ロジック、結果画面、リード獲得フォームの4要素で構成されます。ノーコードツールを使えば、エンジニアに依頼せずマーケティング担当者だけで公開まで到達でき、企画が固まっていれば2週間程度での立ち上げも可能です。

ツール選定では、診断ロジックの自由度、MA連携の可否、デザインと埋め込み方法、分析機能、費用と運用体制の5つを基準にしてください。Interviewz、ヨミトル、Judgeといった診断特化型のツールから、TypeformやGoogleフォームのような汎用ツールまで、目的に応じて選択肢は分かれます。

作成手順は、目的とKPIの決定、診断軸と結果パターンの設計、設問とロジックの構築、結果画面とCTAの作り込み、公開後の計測と改善という5ステップです。成果を左右するのは結果画面の充実度と、結果パターンごとに出し分けるCTAの設計にあります。

次のアクションとして、まずは自社の商材で顧客が購買前に必ず迷う論点を1つ書き出し、結果パターンを4つ設計するところから着手してみてください。営業担当者を巻き込んで実際の顧客タイプを洗い出せば、机上の分類ではない実用的な診断が組み立てられます。

診断コンテンツの作成から、獲得したリードのヒアリング・商談化までを一気通貫で進めたい場合は、ノーコードで設計できるInterviewz(インタビューズ)の活用もご検討ください。14日間の無料トライアルで、実際の操作感と自社での運用イメージを確認できます。

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👉 インタビューズお役立ち資料一覧

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Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

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