アンケート調査のやり方・方法を徹底解説。分析方法から調査例を紹介
- 2023/03/30
- 2023/10/25
目次
「アンケート調査を実施したい」
「アンケート調査したあとの分析方法について知りたい」
上記に当てはまる方はいませんか。
とくに、初めてアンケート調査を行う人は、何から始めればよいかわからない方も多いです。
今回の記事では、アンケート調査の基礎知識や、アンケート調査のやり方・方法について詳しく解説します。
記事を最後までお読みいただければ、アンケート調査のやり方や注意すべきポイントがすべてわかります。
ぜひ最後までお読みください。
アンケート調査とは?
アンケート調査は、不特定多数の顧客などから意見などを集計したい場合に使われる方法です。
企業などが実施していることが多いです。
アンケートメールが届いて回答した経験がある方もいるのではないでしょうか。
アンケート調査が実施されているのは、主に顧客満足度調査や自社商品・サービスの認知度調査、サービス品質改善の目的で行われることが多いです。
アンケート調査した結果を集計して分析することで、顧客の意見から課題や改善点などが見えてきたり、新しい営業活動のアクションにつながったりします。
アンケート調査のやり方・方法を3つのステップで解説
アンケート調査のやり方・方法を主に以下の3つのステップで解説します。
- アンケート調査の目的を明確にする
- アンケート調査の方法を決める
- テンプレートを作って公開する
それぞれのステップについて詳しく解説します。
アンケート調査の目的を明確にする
アンケート調査のテンプレートを作る上で、最初にアンケート調査の目的を明確にすることが大切です。
具体的には、顧客満足度調査の目的や自社商品・サービスの認知度調査、サービス品質向上の目的で利用されることが多いです。
アンケート調査の目的を明確にしないまま、アンケート調査のテンプレートを作り始めると、目的とは違うアンケート調査になったり、目的がズレてしまうことにつながります。
必ずアンケート調査を行う最初のステップで、アンケート調査の目的を明確にしましょう。
アンケート調査の方法を決める|アンケート調査の2つの方法とは
アンケート調査の方法は以下の2つの方法があります。
アンケート調査の目的によって、取るべき方法が異なります。
- 紙媒体のアンケート調査
- アンケートツールを活用したアンケート調査
紙媒体のアンケート調査は、従来より存在する紙を使ったアンケート調査です。
WordやExcelなどのツールを使い、元となるアンケート調査のテンプレートを作成してから印刷して使います。
紙媒体のアンケート調査は、少人数かつパソコンやスマートフォンの操作が難しい場合に役立ちます。
しかし、紙媒体のアンケート調査は、紛失などのリスクがあり個人情報など詳細な顧客の属性を調査したい場合には向いていません。
一方で、アンケートツールを活用したアンケート調査では、アンケートツール上でアンケート調査のテンプレートを作成し、パソコンやスマートフォンを使って回答してもらう方法です。
アンケートツールを活用したアンケート調査では、かんたんな操作でデザイン性の高いテンプレートを作れたり、顧客を飽きさせないテンプレート設計のアンケート調査が行なえます。
最近では、高齢者の方でもスマートフォンを触る機会が増えてきたため、どの年代の顧客に対してでも活用できるアンケート調査の方法です。
アンケートツールは、不正アクセス対策やマルウェア対策などセキュリティ性も高く、コストはかかりますが、安心して利用できます。
テンプレートを作って公開する
アンケート調査の目的・実施方法が決まったら、テンプレートを作って公開しましょう。
不特定多数の顧客にアンケート調査を実施するには、飽きさせない工夫がされたテンプレート作成が欠かせません。
アンケートツールを活用してテンプレートを作成することで、質の高いアンケート調査のテンプレートを作りやすくなります。
例えば、【Interviewz】では質問の分岐条件を設定したり、アンケート画面へナビキャラの設置などカスタマイズ性が高く、飽きさせない工夫がかんたんに行なえます。
アンケート調査を実施した際に、すべての顧客が必ず最後まで回答してくれるとは限らないので、テンプレートを作る際には回答しやすくなるような工夫が必要な点を覚えておきましょう。
テンプレートを作成したあとは、公開作業を行います。
アンケートツールを活用したアンケート調査の方法は主に以下の3つです。
- アンケートサイトへ誘導して回答してもらう
- アンケートメールを送って回答してもらう
- SNSなどを活用して回答してもらう
会場など現地でアンケート調査を行う場合は、アンケートサイトへつながるQRコードなどを用意しておいて、アンケートサイトへ誘導すれば効率的に不特定多数の顧客からアンケート回答してもらえるでしょう。
また、自社の顧客に対してアンケートメールを一斉送信することで、不特定多数の自社顧客に対してアンケート調査を行えます。
最近では、SNSが発達しており、SNSの公式アカウントなどを使ってアンケート調査を行う方法も主流になっています。
自社に合わせた最適な方法でアンケート調査を実施しましょう。
アンケート調査の分析方法|基本となる2つの分析方法を解説
アンケート調査の分析方法には様々な方法が存在します。
その中でも、基本となる2つの分析方法について紹介します。
- 単純集計
- クロス集計
それぞれの分析方法について詳しく解説します。
単純集計
単純集計は、アンケート回答の基本となる分析方法です。
例えば、自社商品・サービスに対して「満足している」を回答した方が10人中8人、「不満がある」と回答した方が2人いた場合、満足している人が8割、不満がある方が2割いることになります。
このように、大まかな傾向を知るために利用されることが多い分析手法です。
クロス集計
クロス集計は、より詳細な分析をしたい場合に使われる手法です。
例えば、先ほどの単純集計の例だと「満足している人」と回答した人は8人でした。
その中で、男性が6人、女性が2人回答している場合は、男性の方が満足している傾向にあることがわかります。
上記のように、質問に対して回答した方の性別や年齢などの属性を決めて分析できるので、より詳細な分析が可能になります。
自社商品・サービスの意見を属性ごとに詳しく分析する場合におすすめです。
▼下記の資料はヒアリングを効率化できるヒアリングシートの作り方をステップ別に解説した資料です。ぜひご活用ください。
アンケート調査の3つの具体例を紹介
アンケート調査を初めて行う方は、どのようなテンプレートを作ればよいかわからない方もいるでしょう。
アンケート調査の3つの具体例を紹介します。
- 顧客満足度のアンケート調査
- 自社商品・サービスの認知度調査
- 従業員満足度アンケート調査
それぞれの具体例を知ることで、アンケート調査のテンプレートのイメージがわきやすくなるでしょう。
紹介するテンプレートを参考に、自社のアンケート調査の内容に合わせて変更するなど活用してください。
1.顧客満足度のアンケート調査
Q1. あなたが最近利用した当社の商品・サービスは何ですか?(選択式)
Q2. 当社の商品・サービスに対して、全体的な満足度を教えてください。(5段階評価)
Q3. 商品・サービスの品質についての満足度を教えてください。(5段階評価)
Q4. カスタマーサポートやアフターサービスの満足度を教えてください。(5段階評価)
Q5. 当社の商品・サービスを他の人におすすめする可能性はありますか?(5段階評価)
Q6. 当社の商品・サービスの改善点や要望があればご記入ください。(自由記述)
2.自社商品・サービスの認知度調査
Q1. 当社の商品・サービスをどこで知りましたか?(選択式)
Q2. 当社の商品・サービスについて、どの程度の知識がありますか?(5段階評価)
Q3. 当社の商品・サービスについて、どのようなイメージを持っていますか?(自由記述)
Q4. 当社と競合他社の商品・サービスを比較した際、どちらが優れていると感じますか?(選択式)
Q5. 当社の商品・サービスに関心がある理由を教えてください。(自由記述)
Q6. 今後当社の商品・サービスを利用する際、何が決め手になると思いますか?(選択式)
Q7. 当社の商品・サービスに対する改善点や要望があればご記入ください。(自由記述)
3.従業員満足度アンケート調査
Q1. あなたの役職・職種を選択してください。(選択式)
Q2. あなたの勤続年数を選択してください。(選択式)
Q3. 会社の経営陣に対する信頼感を教えてください。(5段階評価)
Q4. 自分の仕事に対するやりがいを教えてください。(5段階評価)
Q5. 会社の福利厚生や労働環境に対する満足度を教えてください。(5段階評価)
Q6. あなたの職場のコミュニケーション状況に対する満足度を教えてください。(5段階評価)
Q7. 会社で働く上での悩みや課題があればご記入ください。(自由記述)
アンケート調査する上で押さえておくべき4つのポイント
アンケート調査をする上で押さえておくべきポイントが4つ存在します。
アンケートのテンプレートを作る際に、ポイントを押さえておかないと質の悪いアンケート調査になったり、回答前に離脱されたりする可能性があります。
- アンケートの目的について明記する
- 個人情報の取り扱いに気をつける
- テンプレートを作る際にアンケート調査の目的を明確にする
- アンケート調査で飽きさせない工夫をする
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
1.アンケートの目的について明記する
アンケート調査を行う上で、一番大事なのはアンケート調査の目的を明記することです。
アンケート調査の目的を明記しておかないと、顧客目線で考えると、アンケート内容が悪用されるのではないかという懸念が生まれます。
その結果、正確な回答が得られなかったり、回答前に離脱されてしまったりする可能性があるでしょう。
必ずアンケート調査の最初の部分でアンケート調査の目的について明記しておきましょう。
2.個人情報の取り扱いに気をつける
アンケート調査を行う際には、個人情報の取り扱いに注意する必要があります。
万が一アンケート調査の内容が漏洩すれば、企業イメージが悪化するなどのトラブルが発生するからです。
個人情報の取り扱いに関して記載されていないアンケート調査の場合、顧客から不審に思われたり、最後まで回答してくれない可能性があります。
アンケート調査の目的と合わせて、アンケート調査の最初の部分で個人情報の取り扱いについて明記しておきましょう。
3.テンプレートを作る際にアンケート調査の目的を明確にする
アンケート調査のテンプレートを作る際には、必ずアンケート調査の目的を明確にしましょう。
アンケート調査の目的が明確でないと、アンケート調査内容と実際の目的にズレが生じるからです。
具体的には、自社商品・サービスの認知度アップなのか、顧客満足度調査なのか、アンケート調査の目的を明確にしてから実施しましょう。
4.アンケート調査で飽きさせない工夫をする
アンケート調査で一番避けたいことは、アンケート回答前に離脱されてしまうことです。
アンケート回答前に離脱される原因は、アンケート調査の内容に飽きてしまう場合があるからです。
単調な質問や、答えにくい質問が続くと顧客は回答するのを面倒に感じてしまい、アンケート回答前に離脱してしまう可能性があります。
アンケート調査で飽きさせないようにするには、以下の方法がおすすめです。
- 分岐式の質問を取り入れる
- アンケート回答画面にキャラクターの設置
- 質問はできるだけ簡潔にする
- 質問を多くしすぎない
分岐式の質問は、答えた質問の選択肢に応じて次の質問が変化する方式の質問です。
分岐式の質問を導入することで、顧客にパーソナライズされたアンケート調査だと感じてもらいやすくなるでしょう。
【Interviewz】であれば、分岐式の質問がかんたんに作れるだけでなく、アンケート回答画面でキャラクターの設置ができます。
テンプレートを作る際には、できるだけわかりやすく簡潔に作成した方がよいでしょう。
質問の文字数などが多すぎると、顧客は読むのに疲れてしまい、離脱される原因になります。
また、顧客に対して色々質問を思いつくかもしれませんが、どのアンケート調査でも10個前後の質問にしておくことがおすすめです。
質問が多すぎると、顧客から飽きられて離脱されやすくなります。
▼下記の資料では、ヒアリング活動によってお客様のお問合せやCVRの向上を達成できた実例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回の記事では、アンケート調査のやり方・方法や分析方法の一例を紹介しました。
初めてアンケート調査を行う場合、何から始めたらよいのかわからない方も多いでしょう。
アンケート調査を行う場合、アンケート調査の目的を明確にすることが大切です。
目的が明確だと、アンケート調査の方向性がズレることがなくなります。
また、アンケート調査を行う場合は、アンケート調査の目的や個人情報の取り扱いについて明記することを忘れないでください。
今回の記事が、アンケート調査を行う方の参考になれば幸いです。
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