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1on1アンケートの質問例100選|テンプレートと実践的な活用ガイド

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目次

1on1アンケートの質問設計に頭を悩ませていないでしょうか。

顧客インタビューや従業員ヒアリングなど、貴重な対面の時間を最大限に活かすには、何を聞くかが重要です。

単なる定型質問では本音を引き出せず、逆に質問が多すぎるとミーティングが進まなくなってしまいます。

そこで今回は、マーケティング調査から組織開発まで、様々なシーン別に実際に使える1on1アンケート質問を100選以上集約しました。テンプレートと実践的な活用ガイドもあわせて、ぜひ参考にしてださい。

著者プロフィール インタビューズ編集部

ノーコードSaaSサービス「インタビューズ」の運用チームが、マーケティング調査・カスタマーインタビュー・社内ヒアリングの実務知見を発信。年間500社以上のインタビュー実施をサポートする中で培ったベストプラクティスを、わかりやすく解説します。

インタビューズについて: 企業の顧客インタビューからヒアリングシート作成まで、全プロセスをサポートするノーコードプラットフォーム。Fortune 500企業から注目を集める業界トップクラスのツールです。

1on1アンケートとは|基礎知識と活用場面

1on1アンケートの概要と活用シーンを把握しておくことで、自社の調査目的に合った質問設計ができるようになります。また、このセクションで基本的な考え方を整理することで、後続の質問テンプレートをより有効に活用できるでしょう。

1on1アンケートの定義と役割

1on1アンケートについて「そもそもどういう意味なのか」と疑問を持つ方は少なくありません。1on1アンケートとは、調査者と回答者が1対1で対面(またはオンライン)し、あらかじめ用意した質問項目に基づいて意見や経験を深掘りする調査手法のことです。

従来のアンケートは「複数の項目に対して、選択肢から選ぶ」という形式が主流でしたが、1on1アンケートは「対話を通じて本音を引き出す」ことに重点を置いています。つまり、単なる情報収集ツールではなく、関係構築と同時に質の高い情報を得る目的で実施されるのです。

具体的な役割としては以下の3つが挙げられます。

  • 顧客・ユーザーの満足度や課題を定性的に把握する
  • 従業員やチームメンバーの本音・要望を引き出す
  • 新規事業やマーケティング施策の企画に必要なインサイトを得る

従来のアンケート調査との違い

従来のアンケート調査と1on1アンケートの違いを理解することで、どちらを選択すべきかの判断がしやすくなります。

従来のアンケート(定量調査)の特徴は、大量のサンプルから統計的に有意な結果を得られる点です。一方、1on1アンケート(定性調査)の特徴は、少数の深い対話から予測不可能なインサイトが生まれることです。

例えば、オンラインショップの顧客満足度を調査する場合、従来のアンケートで「満足度」を数値化することはできます。しかし「なぜ満足したのか」「今後どんな改善が欲しいのか」という背景にある本音は、1on1アンケートでのみ効率的に引き出せるのです。

項目従来のアンケート1on1アンケート調査方法紙・Web・メール対面・オンライン対話質問形式選択肢・5段階評価オープンエンド・深掘りサンプル数多い(数百~数千)少ない(5~50程度)得られるデータ定量的・統計的定性的・カテゴリー的活用場面トレンド把握・意思決定企画立案・課題発見

1on1アンケートが活躍する4つの場面

1on1アンケートは様々なビジネスシーンで活躍します。自社の課題や目的に照らし合わせて、導入を検討してみましょう。

場面1:顧客インタビュー・VoC(顧客の声)収集

商品を購入した顧客や利用者に対して、「使用感」「改善点」「競合との比較」などを深掘りします。機能改善やマーケティング施策に活かせる一次情報が得られます。実施時間は30分~1時間程度が目安です。

場面2:営業ヒアリング・提案支援

見込み客や既存顧客の経営課題・購買プロセスを理解する際に用いられます。営業担当者が顧客の潜在ニーズを引き出し、提案資料の精度を高めるために活用されます。

場面3:従業員ヒアリング・エンゲージメント調査

部下のモチベーション、職場の課題、キャリア志向を把握します。1on1面談の一形式として、組織内で定期的に実施されることもあります。

場面4:マーケットリサーチ・新規事業企画

ターゲット層の生活実感、ペイン、未充足ニーズを掘り下げ、新商品・新サービスの企画に活かします。インタビューを通じて、定量データだけからは見えない市場機会が発見されます。

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1on1アンケートが重視される3つの理由

1on1アンケートを実施する意義を理解することで、質問設計の質が向上します。企業がなぜこの調査手法を選択するのか、その背景にある3つの理由を確認しておきましょう。

本音を引き出せるから

「アンケートに答えてください」と言われて、本当のことを答えるでしょうか。多くの場合、回答者は無意識のうちに「良い答え」「無難な答え」を選択してしまいます。これを「社会的望ましさバイアス」と呼びます。つまり、他者に好かれたい・評価されたいという心理が、本音を隠してしまうのです。

1on1アンケートでは、対話を通じて信頼関係が生まれるため、このバイアスが軽減されます。「この人なら本音を話しても大丈夫」という安心感が醸成されると、顧客や従業員は本当に感じていることを語り始めるのです。

例えば、製品の欠点について尋ねる場合、選択式アンケートでは「改善してほしい点」の欄に記入を避ける傾向があります。しかし1on1で「率直に、どんなところに不便さを感じましたか」と優しく問いかければ、具体的で建設的な意見が返ってくることが多いのです。

フレキシブルな追加質問ができるから

アンケートの回答が曖昧だった場合、通常は「そういうものだ」と諦めるしかありません。しかし1on1アンケートでは、その場で「もう少し詳しく聞かせてもらえますか?」と追加質問ができます。この柔軟性が、定量調査にはない大きな強みです。

回答者が「最近、使い勝手に不満を感じています」と答えたとします。選択式アンケートならそこで終わりですが、1on1なら「どのような場面で、特に不満を感じますか?」「その結果、どんな行動を取られていますか?」と深掘りできるのです。

このプロービング(深掘り質問)を通じて、表面的な不満の背後にある根本的な課題が明らかになり、企画段階で活かせるインサイトが生まれます。

関係構築と情報収集が同時に進むから

1on1アンケートは、単なる「情報を得る場」ではなく、「相手と関係を深める場」でもあります。特にB2B営業やカスタマーサクセスの文脈では、この点が重要な価値になります。

顧客や従業員に「あなたの声を大切にしています」というメッセージが伝わり、相手は「自分の意見が認められている」と感じます。その結果、ロイヤリティやエンゲージメントが向上し、長期的な関係につながるのです。

実際、多くの企業で1on1アンケートを定期的に実施すると、顧客離脱率が低下したり、従業員のNPS(Net Promoter Score)が上昇したりする傾向が報告されています。

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効果的な1on1アンケート設計の5ステップ 

「良い質問とは何か」を理解する前に、調査全体の設計プロセスを把握することが大切です。以下の5つのステップに沿って進めることで、ぶれのない調査が実現できます。

STEP 1|調査目的の明確化

何のために1on1アンケートを実施するのか、目的が曖昧では質問設計は進みません。はじめに必ず以下の4点を整理しましょう。

■ 調査目的の確認チェックリスト

□ 何を知りたいのか(具体的な課題・仮説)
□ その情報をどう活かすのか(企画・改善・意思決定)
□ いつまでに結果が欲しいのか(納期・実施期限)
□ 誰が対象なのか(ターゲット層の特徴)

例えば「顧客満足度を高めたい」という漠然とした目的では、質問も定まりません。「オンラインショップの配送時間に関する不満を減らし、リピート購入率を30%向上させたい」と具体化すれば、質問の軸が見えてきます。

STEP 2|対象者の選定

調査対象者(インフォーマント)の選択は、回答の質を大きく左右します。目的に合った対象者を選ぶことで、有用なインサイトが得られるのです。

対象者選定の基準

① 属性基準(年代・職種・購買経験など)
② 行動基準(最近3ヶ月の利用者など)
③ 意見基準(高満足度層・低満足度層など)

できれば多様な属性から、5~20名程度を選定するのが理想的です。偏った対象者ばかりからヒアリングすると、特定の層の意見ばかりが目立ち、全体像を見誤る可能性があります。

STEP 3|質問項目の整理

いよいよ質問を作成します。このセクションで後述する「質問テンプレート【105選】」を参考にしながら、自社の目的に合った質問を選定・カスタマイズしましょう。

質問設計の基本原則

  • 1つの質問に複数の要素を含めない(「Aについてどう思いますか。また、Bは?」はNG)
  • 専門用語や業界用語を避け、平易な表現を心がける
  • オープンエンド質問(「なぜですか?」)を基本とする
  • 質問順序は、簡単・親しみやすいものから難しい・個人的なものへ進める

STEP 4|事前テストと調整

本実施前に必ず試験的に実施し、質問の妥当性を確認します。社内スタッフや知人に協力してもらい、以下の点をチェックしましょう。

  • 質問の意図が正しく伝わるか
  • 回答に極端な時間がかかっていないか
  • 曖昧さや複数解釈の可能性がないか

テスト結果に基づいて、質問文を修正・削除・追加します。

STEP 5|実施スケジュールの確定

いつ、誰に、どのような形式で実施するのかを決定します。対象者の都合を確認した上で、以下を決めておきます。

  • 実施期間(例:3月1日~3月31日)
  • 1回の実施時間(30分~1時間程度)
  • 実施形式(対面・Zoom・電話など)
  • 実施者(実行チーム・営業担当者など)

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目的別・1on1アンケート質問テンプレート【105選】

このセクションでは、105の質問を7つのシーン別に分類して紹介します。自社の目的に合わせて、そのまま使えるテンプレートとしてご活用ください。

カスタマー満足度・改善提案用(15問)

顧客の満足度を定性的に把握し、改善点を引き出すための質問です。

  1. 当社の商品・サービスをなぜ選んでいただいたのですか?
  2. 実際に使ってみて、期待通りでしたか?
  3. 一番気に入っているところはどこですか?
  4. 逆に、改善してほしいと感じる点はありますか?
  5. 使う上で工夫していることや、工夫が必要だった場面はありますか?
  6. 競合他社の商品と比較して、差別化されていると感じる点は?
  7. もしも値段が上がったら、購入を続けますか?
  8. 今後も利用し続ける予定ですか?
  9. 友人や同僚に勧めたいと思いますか?
  10. 弊社の顧客サービスについて、改善できる点があれば教えてください。
  11. 購入から納品までのプロセスで、不便だったことはありますか?
  12. 製品のどのような機能があると、さらに便利になると思いますか?
  13. 毎月の利用頻度はどのくらいですか?また、利用シーンを教えてください。
  14. 過去に類似の商品を使ったことはありますか?違いを感じた点は?
  15. 当社について、友人に説明する時はどんなふうに紹介しますか?

営業ヒアリング・営業支援用(15問)

見込み客・既存顧客の経営課題やニーズを掘り下げ、提案の精度を高めるための質問です。

  1. 現在、一番大きな経営課題は何ですか?
  2. その課題に対して、今どのような対策を取っていますか?
  3. 理想的な解決策があるとしたら、どのようなものですか?
  4. 現在利用しているシステム・サービスで、不足していることはありますか?
  5. 新しいシステムを導入する際に、重視する要件は何ですか?
  6. 予算の制約はありますか?また、ROIの目安はどのくらいですか?
  7. 導入に向けて、社内で決定権を持つのは誰ですか?
  8. 導入までのスケジュールはどのくらいを想定していますか?
  9. 過去に同様のシステムを導入した経験はありますか?
  10. 成功した点と課題だった点を教えてください。
  11. 競合他社がこのような課題にどう対応しているかご存じですか?
  12. 現在、どのような情報源から情報を得ていますか?
  13. 業界で今後のトレンドとして、何が重要だと考えていますか?
  14. 当社のソリューションについて、どのような点に関心がありますか?
  15. 他の会社も検討していますか?選定基準は何ですか?

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マーケットリサーチ・トレンド把握用(15問)

市場ニーズ、消費者の行動・心理、トレンドを把握するための質問です。

  1. このカテゴリの商品・サービスを選ぶ時、何を重視しますか?
  2. 現在の消費トレンドで、注目していることはありますか?
  3. 日々の生活で、「こんなものがあると便利だな」と感じることはありますか?
  4. オンラインショップと実店舗、どちらをよく利用しますか?その理由は?
  5. SNSで何をフォローしていますか?また、情報収集に活用していますか?
  6. 商品を選ぶ時、口コミやレビューはどの程度参考にしますか?
  7. サブスク型サービスの利用経験はありますか?利点と課題を教えてください。
  8. 環境配慮や社会貢献を理由に、商品を選ぶことはありますか?
  9. 最近、新しく試してみた商品・サービスは何ですか?
  10. 購買意思決定に、家族や友人のアドバイスはどの程度影響しますか?
  11. 価格が倍になったら購入をやめる商品・サービスは何ですか?
  12. 今後5年で、このカテゴリはどのように変わると予想しますか?
  13. デジタル化により、購買体験がどう変わったと感じていますか?
  14. 企業の透明性や倫理観は、購買決定に影響しますか?
  15. 理想の商品があるとしたら、どのようなものですか?

組織内インタビュー・部門別ヒアリング用(15問)

従業員や部門間の課題、組織文化、職場環境を把握するための質問です。

  1. 現在の仕事で、一番やりがいを感じることは何ですか?
  2. 仕事を進める上で、最大の課題は何ですか?
  3. 他部門とのコミュニケーションは円滑に進んでいますか?
  4. 今、チーム内で改善したいと思っていることはありますか?
  5. 経営方針や部門の目標について、どの程度理解できていますか?
  6. 現在のツール・システムで、不足していることはありますか?
  7. キャリア開発について、会社からどのようなサポートが欲しいですか?
  8. ワークライフバランスについて、現状をどう評価していますか?
  9. 最近、部門内で何か変化や課題がありましたか?
  10. 上司や同僚との関係性について、改善したい点があれば教えてください。
  11. 採用・人事評価のプロセスで、改善できると思う点は?
  12. 会社の理念や文化が、実際の業務で体現されていると感じますか?
  13. 業務プロセスで、無駄だと感じる手続きや会議はありますか?
  14. 今後1年で、個人としてどのような成長を目指していますか?
  15. 組織全体で、今、優先して取り組むべきことは何だと思いますか?

採用・人材配置・キャリア検討用(15問)

応募者や従業員のキャリア志向、適性、職場への適応度を把握するための質問です。

  1. 当社を志望した理由は何ですか?
  2. これまでのキャリアで、最も充実していた経験は何ですか?
  3. その経験から学んだことを、当社でどう活かしたいですか?
  4. 5年後、自分がどのような職務についていたいですか?
  5. スペシャリストとマネージャー、どちらのキャリアに関心がありますか?
  6. 仕事をする上で、何を最も大切にしていますか?
  7. チーム環境とリモート勤務、どちらが効率的だと感じますか?
  8. 過去の職場で、一番ストレスを感じたことは何ですか?
  9. 当社の製品・サービスについて、率直な感想を教えてください。
  10. 競合他社も応募していますか?当社を選ぶとしたら理由は?
  11. 業務スキル以外に、得意なことや強みは何ですか?
  12. 上司や同僚にはどのようなサポートを期待していますか?
  13. 異なる業界・職種への転職を考えたことはありますか?
  14. 成長するために、自分はどのような環境が必要だと思いますか?
  15. 当社で働きたいと思わせた、最大の理由は何ですか?

製品開発・UX改善用(15問)

ユーザーの利用実態、痛み、改善希望を掘り下げ、開発に活かすための質問です。

  1. アプリ・Webサイトの操作性について、困ったことはありますか?
  2. ユーザーインターフェースで、改善してほしい部分はどこですか?
  3. 機能が多すぎると感じたり、複雑だと感じたりすることはありますか?
  4. 実装してほしい機能や、あったら便利な機能は何ですか?
  5. 他社の類似サービスと比べて、劣っていると感じる点は?
  6. モバイル版とPC版の使い分けについて、教えてください。
  7. 推奨スマートフォン以外でも使用していますか?問題はありますか?
  8. 設定画面やサポート情報は、わかりやすいですか?
  9. 何か分からないことがあった時、どのように解決していますか?
  10. 月に何回程度、このサービスを使用していますか?
  11. 使い始める前と後で、生活や仕事はどう変わりましたか?
  12. 周囲にこのサービスを勧めたいですか?勧めない場合は理由は?
  13. 同機能を持つ他のツールを試したことはありますか?
  14. サブスクリプション料金について、どう評価していますか?
  15. 今後、このサービスに期待することは何ですか?

その他汎用質問テンプレート(15問)

業種・目的を問わず活用できる、汎用的な質問です。

  1. 最近、何か大きな変化や出来事がありましたか?
  2. 現在、一番優先して解決したい問題は何ですか?
  3. その問題に対して、今までどんな対策を取りましたか?
  4. 対策を取ってみて、どのような結果になりましたか?
  5. 理想的な状態になるために、誰のサポートが必要ですか?
  6. 過去に類似の問題を解決した経験がありますか?
  7. その時、役に立った方法やアドバイスは何ですか?
  8. 今後3ヶ月で、目指したい状態はどのようなものですか?
  9. そのために、自分たちは何をすべきだと思いますか?
  10. 最後に、今日のインタビュー以外で何か付け加えたいことはありますか?
  11. このような対話の場が定期的にあると、どう思いますか?
  12. 私たちに対するご意見やご提案があれば、教えてください。
  13. 次回のインタビューでは、どのようなテーマを話したいですか?
  14. 今日のインタビューで、一番心に残ったことは何ですか?
  15. 貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。最後に一言お願いします。

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1on1アンケートの実施方法|対面・オンライン・ハイブリッド 

質問を用意しただけでは、良いインタビューにはなりません。実施方法によって、回答の質が大きく変わります。3つの実施形式別に、成功のコツを確認しましょう。

対面実施のコツと環境整備

対面インタビューの最大の強みは、非言語コミュニケーション(表情・身振り・話すペース)が取りやすく、信頼関係が築きやすい点です。

対面実施の準備チェックリスト

□ 静かで集中できる場所を確保する(カフェは避け、会議室など)
□ 座席配置は対面ではなく、L字型または斜め座り配置にする
□ 照明は明るすぎず暗すぎず、自然な雰囲気を作る
□ 事前に対象者の来訪時間・アクセスを確認する
□ 水やお菓子などの軽い飲食物を用意する
□ 録音機器の確認と対象者への説明・同意を得る
□ 実施者は2名以上(1名が進行、1名が記録)配置

実施時の注意点としては、質問を読み上げるだけではなく、対象者の表情や反応を見ながら、話すペースを調整することが大切です。沈黙が続いた場合も、すぐに次の質問を投げかけず、対象者が考える時間を与えましょう。

オンライン実施で注意すべき点

Zoomなどのビデオ会議ツールを使ったオンラインインタビューは、地理的制約を取り払え、スケジュール調整も容易です。ただし、対面に比べると心理的な距離が生じやすいため、工夫が必要です。

オンライン実施でとるべき行動

  • 事前に、会議URLと簡単な進め方を対象者に送付する
  • 会議開始5分前に接続確認し、相手のカメラ・マイク状態を確認する
  • 冒頭で「このインタビューの目的」「秘密保持」「所要時間」を改めて説明する
  • 自分のカメラをONにし、身なりに気を配る(信頼感に影響)
  • 画面に質問項目を共有する必要があれば、共有画面の切り替え方を事前に説明する
  • 通信が不安定な場合に備え、携帯番号など連絡先を交換する
  • インタビュー終了後、すぐにお礼メールを送付する

オンラインでは対面以上に、対象者の意見を根気強く傾聴する姿勢が重要です。画面越しの相槌やうなずきは、対面以上に顕著に見せることで、対象者が「聞いてもらえている」と感じられます。

記録と議事録の取り方

どのような形式で実施するにせよ、インタビュー内容の正確な記録は後の分析の質を左右します。

記録方法の選択肢

方法メリットデメリット音声録音(許可が必須)正確性が高い・後で聞き返せる文字起こしに時間がかかる逐語的メモ話すペースを記者者が調整できる聞き漏らしのリスク要点メモ効率的・後の分析が進めやすい重要な表現を失う可能性

理想的には、音声録音+その場での要点メモの組み合わせです。マイクが対象者の声をしっかり拾えるか、事前に確認することをお忘れなく。

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アンケート結果を活かすための分析・活用ガイド 

インタビューが終わった後が、実は最も重要なフェーズです。得た情報をどう整理し、どう活用するかで、投じた時間と費用のROIが決まります。

定性データの整理方法

複数の対象者からの回答は、散漫で整理しづらいものです。まずは、回答を効率的に分類・整理するプロセスを確立します。

定性データ整理の3ステップ

  1. 逐語録化:音声をすべてテキストに変換する(AI自動化ツールの活用も検討)
  2. 要点抽出:各インタビューから重要な発言・事例を抜き出す
  3. フォーマット統一:対象者ごとに、同じ項目で情報を整理する

Googleスプレッドシートやデータベースソフトを使って、対象者×質問項目の表を作成すると、後の分析が進めやすくなります。

回答パターンの分類とコーディング

同じ質問に対する複数の回答から、共通パターンや相違点を見つけ出すプロセスを「コーディング」と呼びます。これは定性分析の核となる作業です。

コーディングの実施例

例:「当社の商品で、一番気に入っているところはどこですか?」という質問に対して、複数の回答が返ってきたとします。

A氏:「デザインがシンプルで、使いやすい」→ カテゴリ:使いやすさ
B氏:「価格の割に機能が充実している」→ カテゴリ:価格満足度
C氏:「カスタマーサポートがいつも親切」→ カテゴリ:サービス品質

このように、バラバラな回答を共通のカテゴリに分類することで、「ユーザーは何を価値と感じているか」が可視化されるのです。

インサイト抽出と報告書作成

最終的に、整理したデータから「ビジネスに役立つインサイト」を引き出します。これは単なる「データの要約」ではなく、意思決定に使える洞察と提言です。

インサイト抽出のポイント

  • 数名の意見ではなく、共通して聞かれた課題に焦点を当てる
  • 「~という傾向が見られた」と、根拠を示しながら述べる
  • 「~を改善すれば、顧客満足度が向上する可能性がある」と、アクション提言に結びつける
  • グラフや引用文を混ぜ、報告書を読みやすくする

報告書は社内の意思決定者に届くよう、A4の1~3枚程度にまとめるのが効果的です。

▼ 回答率を高めるアンケート設計のコツを学びたい方

👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】を見る

1on1アンケートで失敗しないための注意点【NG事例】

過去の失敗事例から学ぶことで、同じミスを避けられます。実務で起こりやすい3つの失敗パターンを確認しておきましょう。

NG 1|準備不足で本来の目的を見失う

事例

マーケティング部が新商品企画のため、ユーザーインタビューを実施することにしました。しかし、企画会議のスケジュール都合から、質問項目の精査に十分な時間をかけず、インタビューを強行しました。結果、何を調査したいのか曖昧なまま進み、得られた回答は散漫で、企画に活かせるインサイトが抽出できませんでした。

学べる教訓

目的が不明確なインタビューは、膨大な回答データの山から企画のネタを見つけようとするようなものです。1on1アンケートは「何を知りたいか」を明確にしてこそ、質の高い情報が引き出せるのです。

NG 2|聞き方が悪く本音が引き出せない

事例

営業が顧客に「当社の営業対応に満足していますか?」と聞きました。顧客は「はい、満足しています」と答えましたが、実はサービス改善の要望があったにもかかわらず、聞き出せませんでした。理由は、営業の聞き方が「満足か・不満足か」の二者択一だったからです。

学べる教訓

オープンエンド質問(「どのような点が改善されると、さらに良くなると思いますか?」)を心がけることで、相手が無意識に抱えている課題も引き出しやすくなります。

NG 3|質問が長すぎたり多すぎたりする

事例

採用面接で、面接官が「当社を選んだ理由と、今までのキャリアで学んだことを踏まえて、入社後どのように貢献したいかについて、詳しく教えてください」という1つの長い質問をしました。応募者は何を答えていいか困り、支離滅裂な回答になってしまいました。

学べる教訓

質問は「1つの質問=1つの要素」が原則です。また、1回のインタビュー時間が30分~1時間なら、質問数は5~10個程度に絞り、各回答をしっかり深掘りする方が、得られる情報の質が高まります。

インタビューズで1on1アンケート業務を効率化 

1on1アンケートは、調査設計から分析まで、多くの手間がかかります。こうした業務を効率化するツールが「インタビューズ」です。

質問テンプレートの管理と共有

インタビューズでは、本記事で提供した105の質問テンプレートや、企業が独自に作成した質問をライブラリとして管理できます。複数の調査に使い回したり、チームメンバーと共有したりすることで、標準化された質問設計が可能になります。

また、「カスタマー満足度調査用」「採用面接用」などカテゴリごとにテンプレート化されているため、新規プロジェクト立ち上げ時もスムーズにスタートできます。

回答の自動記録と分析

対面・オンラインを問わず、インタビュー内容を自動で記録・文字起こしします。その後、AIの支援を受けながらコーディング作業を進められるため、分析業務の工数が大幅に削減されます。

データベース機能により、過去のインタビュー内容を検索・参照できるので、同じ質問への回答パターンを一気に把握することも可能です。

チーム内での知見蓄積

複数のプロジェクト、複数のチームメンバーによるインタビューデータが一元管理されます。「営業が取ったインタビューのインサイト」「カスタマーサクセスチームの顧客コメント」といった情報が、組織資産として蓄積されていくのです。

組織全体で、ユーザーの声に基づいた意思決定が進み、顧客志向の企業文化が育まれます。

▼ インタビューズの活用で実現できることの一覧

  • 質問テンプレートの標準化
  • インタビュー実施の工程管理
  • 自動文字起こしによる業務効率化
  • AI支援によるコーディング・分析の高速化
  • チーム内での知見共有・蓄積

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よくある質問(FAQ)

Q1: 1on1アンケートと通常のアンケート調査の最大の違いは何ですか?

A.1on1アンケートの最大の違いは「対話を通じて本音を引き出す」という点です。通常のアンケートは定型的な選択肢から選ぶため、社会的望ましさバイアス(良く見せたいという心理)が働きやすいのに対し、1on1では信頼関係の中で相手が本当に感じていることが語られやすくなります。また、その場で追加質問(プロービング)ができる柔軟性も大きな違いです。

Q2: 1on1アンケートに必要な所要時間はどのくらいですか?

A.1回のインタビューは30分~1時間が目安です。質問数は5~10問程度が理想的です。時間が長すぎると回答者の集中力が低下し、短すぎると深掘りができません。実施前に「この調査には1時間かかります」と予め伝えておくことをお勧めします。

Q3: 何人に対してインタビューすれば統計的に有意な結果が得られますか?

A.1on1アンケートは定性調査のため、統計的な有意性を目指すものではなく、共通パターンやインサイトを発見することが目的です。一般的には5~20名程度の対象者から、十分な洞察が得られます。多様な属性から偏りなく選定することが重要です。

Q4: インタビュー内容の記録は音声録音が必須ですか?

A.音声録音が理想的ですが、相手の同意が必須です。同意が得られない場合は、その場での要点メモで対応できます。ただし、逐語的に記録したい場合は音声録音+AIを使った自動文字起こしが効率的です。インタビューズなら、対面・オンラインを問わず自動記録・文字起こしが可能です。

Q5: 1on1アンケートの結果を組織内で共有する際の工夫はありますか?

A.複数のインタビューから共通パターンを抽出し、「~という傾向が見られた」と根拠を示しながら報告することが大切です。グラフや引用文を混ぜ、A4の1~3枚にまとめるのが効果的。また、データベースで過去のインタビューが検索可能な状態にしておくと、他部門も参考にしやすくなります。

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まとめ

1on1アンケートは、単なる質問リストではなく、対話を通じて本音を引き出し、ビジネスの意思決定に活かす手法です。

本記事で紹介した105の質問テンプレート、設計のステップ、実施のコツをご参考いただくことで、質の高いインタビューが実現できるでしょう。

アンケート設計から分析、活用までの一連のプロセスを標準化することで、組織全体として顧客志向の文化が育まれます。ぜひインタビューズを活用し、効率的にユーザーの声を経営に活かしてください。

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