アンケート項目の作り方を徹底解説|目的別・質問例・作成のコツも紹介
- 2025/11/23
- 2025/11/23
目次
アンケート調査を実施するうえで、重要なのが「アンケート項目(質問内容)」の設計です。
どれだけ多くの回答を集めても、質問の作り方が適切でなければ、有益なデータを得ることはできません。
本記事では、アンケート項目の基本的な考え方から、目的別の設計方法、よく使われる質問形などを詳しく解説します。
これからアンケートを実施する企業担当者・リサーチ初心者の方はぜひ参考にしてください。
アンケート項目とは?目的に合わせて設計するのが基本

アンケート項目とは、調査票(アンケート票)における「各質問」のことを指します。
例えば、「年齢」「性別」「満足度はいかがですか?」など、それぞれの質問が項目です。
項目設計の段階で問うべき内容を漏れなく、かつ過不足なく整理することが、アンケートの有用性を決めます。
良い項目設計を行えば、以下のような利点が得られます。
- 回答者が答えやすくなる
- データが集計・分析しやすくなる
- 意図にあった意見・数値を引き出せる
また、設問の形式(選択肢か記述式か、スケール型か自由記述かなど)によって収集できる情報の性質も変わるため、「項目=ただの質問」ではなく「期待するデータの型を含む設計要素」として捉えることが重要です。
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アンケート項目の種類と形式

アンケート項目には、目的に応じてさまざまな形式があります。
どの形式を選ぶかによって、回答しやすさ・分析しやすさ・回答者の負担などが変わるため、項目設計時には意識して使い分ける必要があります。
ここでは、アンケート項目の種類と形式を見ていきましょう。
名義尺度(Nominal)
性別/地域/職業など、分類するための項目です。
順序性はなく、カテゴリーを区別するだけの質問です。
例えば「性別を教えてください」「あなたの居住県名をお聞かせください」などが挙げられます。
順序尺度(Ordinal)
「評価」や「満足度」など、順位や順番があるが具体的な差の幅は一定とは限らない尺度です。
例えば「とても満足/やや満足/どちらともいえない/やや不満/とても不満」などの5段階評価方式が挙げられます。
数値・間隔尺度型(Interval / Ratio)
「年齢」「収入」「頻度(日数・回数)」など、回答者が具体的な数値を選択または入力できるタイプです。
分析で平均や変動を計算したいときに役立ちます。
単一回答形式(シングルアンサー)
回答者にひとつだけ選んでもらう方式です。
質問の意図を明確にしたいとき、有効です。
複数回答形式(マルチアンサー)
複数の選択肢を複数選べる形式です。
例えば「利用しているSNS」を尋ねる際、「Instagram」「Twitter」「LINE」など複数選択可能にするなどが挙げられます。
マトリックス形式(表形式)
同じテーマを複数問で聞きたいとき、行と列で整えられた形式です。
例えば、いくつかのサービス・項目についてそれぞれ満足度を聞くようなパターンです。
自由記述型(オープンエンド)
選択肢ではなく、回答者が文章で自由に記述できる項目です。
「ご意見をお聞かせください」などが該当します。
分析は手間がかかるものの、隠れたニーズや改善点を拾える可能性があります。
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目的別アンケート項目の作り方

ここからは、目的別アンケート項目の作り方をご紹介します。
① 顧客満足度調査(CS調査)
目的:サービスや製品に対する顧客の評価を可視化する
質問例
- サービス全体にどの程度満足していますか?(5段階評価)
- 不満に感じた点を教えてください(自由記述)
- 今後も利用したいと思いますか?(はい/いいえ)
ポイントは、「満足度」だけでなく、「継続意向」や「推奨意向(NPS)」などを組み合わせて、ロイヤルティの高さを測ることです。
② 新商品開発調査
目的:ターゲット層のニーズや購買意欲を把握する
質問例
- この商品のデザインについてどう感じますか?
- 購入したいと思いますか?(はい/いいえ)
- 価格が○○円の場合、購入しますか?
この場合は、「購入意欲」「価格受容度」「利用シーン」の3点を中心に設計すると、実際の販売戦略に活かしやすくなります。
③ 社内アンケート・従業員満足度調査
目的:従業員のモチベーションや職場環境を改善する
質問例
- 現在の職場環境に満足していますか?
- 上司・同僚とのコミュニケーションに課題を感じますか?
- 仕事のやりがいを感じる瞬間はありますか?
匿名性を確保しながら、改善につながる自由記述を設けることで、リアルな声を集めやすくなります。
よくある設問パターンと具体例

以下はいくつかの典型的なアンケート項目パターンと、実務で使える設問例です。
|
パターン |
質問例 |
コメント |
|
属性 |
「年齢を教えてください」「性別を教えてください」 |
回答者の属性把握用。スクリーニングにも使えます。 |
|
認知 |
「このサービスを以前に知っていましたか?」 |
はい/いいえ、または期間付きの選択肢付きにすることも可。 |
|
利用経験 |
「過去1年間にこの製品を使ったことがありますか?」 |
「はい/いいえ」に加えて頻度を尋ねるフォロー設問を用意するのも良い。 |
|
満足度 |
「この商品にどのくらい満足していますか?」(5段階評価) |
回答形式を揃えると複数質問の比較がしやすくなります。 |
|
推奨度(NPS型) |
「このサービスを友人におすすめしますか?」(0〜10点評価) |
顧客のロイヤルティ指標として使われることも多い項目です。 |
|
改善意見 |
「サービスについてのご意見をご自由にお聞かせください」 |
自由記述形式でフォローアップの解答を促せます。 |
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アンケート項目を作るときのコツ

アンケートは、設問の作り方次第で回答率やデータの精度が大きく変わります。
ここでは、実務で活用できるアンケート項目作成のポイントを解説します。
以下を意識することで、回答者に負担をかけず、有益なデータを効率的に収集できるでしょう。
1. 質問はシンプルに、ひとつの内容に絞る
アンケートで多い失敗は、1つの質問に複数の要素を詰め込む「二重質問」です。
例えば「この商品のデザインと価格に満足していますか?」のような質問は、回答者がどちらに対する評価を答えているのか曖昧になってしまいます。
質問は1項目につき1テーマを原則とし、簡潔に表現しましょう。
複雑な表現や専門用語も避け、誰でも理解できる文章にすることで、回答率の向上と誤回答の防止につながります。
また、特にオンラインアンケートでは、スマホ画面で読んだときに一目で理解できる文量を意識することも大切です。
2. 回答しやすい順番に並べる
アンケート設計では、回答者がスムーズに答えられる順番を意識することが重要です。
最初は簡単で答えやすい一般的な質問から始め、次第に具体的・個人的な内容へ移行する構成が理想です。
例えば、初めに「年齢層や利用経験」といった基本情報を尋ね、途中で「商品の満足度」や「改善してほしい点」などに移ると、回答者が心理的負担を感じにくくなります。
順序を工夫するだけで途中離脱を防ぎ、最後まで回答してもらいやすくなるため、結果の信頼性も向上するでしょう。
3. 選択肢の網羅性と排他性を意識する
選択肢は偏りなく、かつ重複しないように設計する必要があります。
例えば「非常に満足・満足・やや満足・不満」では、中間の「どちらでもない」が抜けており、正確なデータが取得できません。
また「男性・女性・その他」のように、回答者が自分に合う選択肢を選べるようにすることも重要です。
さらに、選択肢の順序も注意しましょう。
心理学的には、人は上位や下位の選択肢を選びやすい傾向があります。
ランダム化したり、論理的な順序で並べたりすることで、回答の偏りを減らせます。
4. 自由回答をバランスよく配置する
選択式の質問だけでは、表面的なデータしか取得できません。
自由記述欄を適度に設けることで、回答者の意見や感情をより深く掘り下げられます。
例えば、満足度の後に「改善してほしい点を自由に記入してください」などの形で設けると、数字では把握できない具体的な要望や感想が集まります。
ただし、自由回答が多すぎると入力負担が増えるため、主要ポイントごとに1~2問程度に抑えるのがコツです。
5. テストアンケートを実施する
本調査の前に、少人数でテストアンケートを実施してみましょう。
設問の意図が正しく伝わっているか、回答者が迷わず答えられるかを確認できます。
誤解されやすい質問や、回答しにくい選択肢が見つかった場合は、改善を重ねてから本調査を実施しましょう。
テストを行うことで、データの信頼性が格段に上がり、後工程での分析や意思決定がスムーズになります。
▼下記の資料では、実際にアンケートを作成する際に回答率の高いアンケートを作成するために『どんな項目があるばべきか』『回答率の高いアンケートの特徴』など、実例を交えながら解説しています。
アンケート作成でお悩みのある方は、下記の資料を参考にしながら効果的ななアンケートの作成方法を確認してみてください。
アンケート項目作成の失敗例と注意点

- 質問があいまいで解釈が分かれる:「最近よく利用しますか?」の“最近”の基準が曖昧
- 誘導的な質問になっている:「この便利な機能を使いたいと思いますか?」→回答を誘導してしまう
- 質問数が多すぎる:回答者の負担が増え、途中離脱を招く
効果的なアンケートは、「回答者の気持ちを考えた設計」から生まれます。
回答のしやすさとデータの信頼性の両立を意識しましょう。
効果的なアンケート分析につなげるために
アンケート項目を正しく設計しても、分析の段階で目的と合わなければ意味がありません。
集計時には以下の点を意識すると良いでしょう。
- 定量データ(数値回答)はクロス集計で比較分析する
- 定性データ(自由回答)はテキストマイニングなどで整理
- 分析結果を「施策の方向性」に落とし込む
例えば、「20代女性はデザイン満足度が高いが価格に不満」という結果が得られれば、値下げよりも「デザイン訴求」を強化する戦略が立てられます。
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SlackやGoogleスプレッドシートなど、外部ツールとの連携が可能です。これにより、データの共有や分析がより効率的になります。
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- マーケティング調査にも対応
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上記のように、「インタビューズ」は顧客ニーズを正確に把握し、効果的なマーケティング戦略を実現するために欠かせないツールです。より詳しい情報や導入事例について知りたい場合は、ぜひ下記のサービス概要をご参照ください。
まとめ

アンケート調査の成功は、質問の設計にかかっています。
目的に合った項目を作り、回答者が答えやすい構成にすることで、より精度の高いデータを得られます。
アンケート項目作成のポイントを再確認しましょう。
- 調査目的を明確にする
- 定量・定性の質問をバランスよく組み合わせる
- 回答しやすく誤解のない質問を心がける
- テスト実施で改善を重ねる
上記を意識すれば、単なる質問の羅列ではなく、実際にビジネスの意思決定に役立つアンケートを設計できます。
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